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【阪神牝馬S(G2)展望】2歳女王ダノンファンタジーVS重賞連勝サウンドキアラ激突! ヴィクトリアマイルに向けて強豪が集結

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 ダノンファンタジーとの対戦比較から侮れないのが、シゲルピンクダイヤ(牝4歳、栗東・渡辺薫彦厩舎)ではないだろうか。

 昨年の桜花賞では2着、秋華賞では3着といずれもダノンファンタジーに先着している。トライアルレースでは敗れているが、G1で2度の先着がある点は軽視できないだろう。

 デビュー以来、和田竜二騎手が手綱を取り続けていたシゲルピンクダイヤだが、今回はM.デムーロ騎手に乗り替わりとなる。大阪杯(G1)をラッキーライラックで制したデムーロ騎手にとっては、2週連続で重賞勝利のチャンスが巡ってきた、と言えるかもしれない。

 シゲルピンクダイヤ自身も京都牝馬Sを一叩きされての参戦となる。1日(水)の1週前追い切りでは、栗東のCWで6F87秒2、ラスト1F12秒1を馬なりでマーク。3頭併せの外で先着した。状態は前走以上と考えていいだろう。

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 ダノンファンタジーが勝った阪神ジュベナイルFで3着だったビーチサンバ(牝4歳、栗東・友道康夫厩舎)も京都牝馬S(5着)を叩かれての参戦となる。2018年のアルテミスS(G3)で2着、昨年のクイーンC(G3)で2着、ローズS(G2)で2着にそれぞれ入り、重賞で2着3回の実績馬だが、まだ1勝馬でもある。

 前走の京都牝馬Sは初めての1400m戦だったが、手綱を取った福永祐一騎手はレース後に「距離短縮で流れに乗り切れなかった」と語っている。それでも5着だったことを考えると、マイル戦はプラス材料と考えていい。この阪神牝馬Sで、新馬戦以来となる2勝目を挙げる可能性もありそうだ。

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 昨年の府中牝馬(G2)を制したスカーレットカラー(牝5歳、栗東・高橋亮厩舎)は、昨年の有馬記念(G1)以来の実戦となる。その有馬記念(15着)、更に2走前のエリザベス女王杯(G1、7着)に比べれば、相手関係は楽になっている。その地力の高さから食い込みがあっても不思議ではない。

 ダノンファンタジーが中心視されるのは当然だが、決して絶対的な存在とはいえない阪神牝馬Sと言えそうだ。

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