GJ > 競馬ニュース > 【徹底考察】ジュエラー  > 4ページ目
NEW

【徹底考察】秋華賞(G1) ジュエラー「復活へ向けた気迫の最終追い切りは抜群の動き!復調しつつある桜花賞馬の『2冠達成』の可能性を考察する」

【この記事のキーワード】, ,

 それに加え、祖父のネオユニヴァースは産駒のロジユニヴァースが不良の日本ダービーを勝利したように、雨に強い種牡馬として有名な存在である。

 これらの要素を含めると、血統的な見地からは到底ジュエラーがぬかるんだ馬場を苦手としているとは思えない。

 そうなってくるとジュエラーのローズSの敗因は、やはり「距離」にあるように思う。

 マイルで一線級の強さを見せる桜花賞馬、さらには調教師と鞍上が揃って距離の不安を否定しているだけに、それに真っ向から逆らう形になってしまうが、ここまで客観的に考察した限り、ジュエラーが本番に距離の不安を残さないとは考えにくい。

 無論、今回と同じ阪神の外回りの桜花賞であれだけのレースをする馬に、200m伸びただけで距離を単純に不安視するのはあり得ない。しかし、それはあくまで良馬場の話であって、馬場が重くなるということは、単純に走りにくくなることと同時に、同じ距離を走るにしても「いつも以上にスタミナを消費する」ことを忘れてはならない。

 阪神の重馬場で例を挙げれば、今年の宝塚記念が重に近い稍重だった。勝ったのは前走で2500mを使っていたマリアライト。逆に距離を不安視されていた3番人気のアンビシャスは、良馬場の大阪杯(G2)を快勝しながらも、同じように200m距離が伸びた宝塚記念で16着に大敗している。

 そういったことからも、ジュエラーのローズSの敗因は重馬場に脚を取られたというよりも、マイルがベストの馬が、まだ「完調ではなかった状態」で「普段よりもスタミナを要する馬場」でより「体力を使う先行の競馬」をしたことにより、単純に最後の直線でバテて力尽きたと考えるのが妥当ではないだろうか。
(監修=下田照雄(栗東担当))

【徹底考察】秋華賞(G1) ジュエラー「復活へ向けた気迫の最終追い切りは抜群の動き!復調しつつある桜花賞馬の『2冠達成』の可能性を考察する」のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. C.ルメールが「過怠金」横山典弘が「騎乗停止」に賛否両論!? 覚悟の突撃と不可抗力…JRAの一貫した判断とは
  2. 【日本ダービー】「力があるね」「大したもん」田原成貴氏&安藤勝己氏も高評価!打倒ジャスティンミラノに「最大の惑星」が名乗り
  3. “リバティアイランドは怪我で回避”最強牝馬不在が意味するもの。ヴィクトリアマイルで社台グループの深すぎる内部事情!
  4. 25年ぶりのJRA最多勝記録更新も視野!? 川田将雅に匹敵する3着以内率62.2%…今「最も信頼できる騎手」森一馬が凄い!
  5. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 【NHKマイルC】アスコリピチェーノ主戦を背に追い切りも【日本ダービー】武豊がキタサンブラック弟と挑む最多7勝目【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
  6. テーオーロイヤル、ドゥレッツァの骨折も無関係ではない!? タイムトライアルのような京都の高速馬場…宝塚記念前の「怪時計連発」に懸念の声
  7. JRA「理由なき」単勝115.9倍の皐月賞(G1)勝利に呆然……ナリタブライアンのレコードを塗り替えたのは、約110億円分を一瞬で「紙クズ」にしたお騒がせホース
  8. J.モレイラ、日本ダービー「本命」はレガレイラを破った4.5億円ホース!? 皐月賞2着コスモキュランダ乗り替わり発表から、鮮やかな優駿切符ゲット!
  9. クロノジェネシス元主戦が「油断騎乗疑惑」で騎乗停止処分!ノーステッキ楽勝ムードからまさかの敗戦…「後味の悪さ」残る結果もキズナ産駒の素質馬がデビュー勝ち
  10. J.モレイラ「出禁回避」へ負けられない戦い! 桜花賞馬ステレンボッシュは「騎乗不可」、日本ダービーでも悩ましい選択?