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JRA桜花賞(G1)武豊×レシステンシア「苦難」の外枠……。チューリップ賞(G2)を左右した「あの馬」は内枠スタートで「波乱」の予感

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JRA桜花賞(G1)武豊×レシステンシア「苦難」の外枠……。チューリップ賞(G2)を左右した「あの馬」は内枠スタートで「波乱」の予感の画像1

 9日、日曜に阪神競馬場で開催される桜花賞(G1)の枠順が発表された。

 新馬戦以来となる武豊騎手とのコンビ復活で注目が集まるレシステンシア(牝3歳、栗東・松下武士厩舎)は、「8枠17番」からの発走となる。

 昨年の阪神JF(G1)は前半3Fが33秒7というハイペースで逃げて、最後まで脚色は変わらず5馬身差の勝利。このときの勝ち時計は1分32秒7で、これまでのレコードを0秒 4更新した。圧倒的なパフォーマンスで、レシステンシアは2歳女王の座を獲得する。

 今年の始動戦・チューリップ賞(G2)では、前走の強い内容から単勝オッズ1.4倍の圧倒的な1番人気の支持を集めた。レースはレシステンシアが前走同様に楽にハナを切る展開。前走同様に2歳女王の威厳を見せつけると思われた。だが、最後の直線でマルターズディオサ、クラヴァシュドールに交わされて3着に敗れる。桜花賞に不安を残す敗戦となってしまった。

 この敗因には、前半3Fが35秒1とスローな流れだったことが挙げられている。本来、スローペースは先行馬に有利な展開だが、レシステンシアは直線で思いのほか伸びなかった。つまり、レシステンシアはハイペースで逃げて、後方に脚を使わせる競馬が持ち味だということがこの負けから分かった。

 管理する松下調教師は「阪神JFのときはいいペースで行って、後ろに脚を使わせて勝ちました。今回も逃げないといけないとは思ってないですけど、同じような展開になれば」と圧勝した阪神JFの再現を期待するコメントをしている。前走の負けを糧に2歳女王の復権をかける。

 しかし、今回の枠順発表はレシステンシアにとって“向かい風”かもしれない。

「前走のチューリップ賞は逃げ馬のスマイルカナがハナを切り、レシステンシアは控えるのではないかと予想されていました。しかし、いざ蓋を開けてみればスマイルカナは逃げず、レシステンシアが先頭に押し出される形になりました。

 今回、スマイルカナ陣営は『抑えすぎず、リズムよく走らせたい』と話しています。さらに逃げるには持って来いの2枠3番を引いたため、逃げることは間違いないでしょう。

 対して、レシステンシアは外枠のため、ハナを切ることをためらう可能性が高いです。そうなった場合、スマイルカナがスローな展開で逃げるとチューリップ賞の二の舞です。またレシステンシアが無理に逃げると、2頭がハイペースで競り合って自滅というシナリオも考えられます。レシステンシアにとっては苦難の枠ではないでしょうか」(競馬記者)

 枠を味方につけることができなかったレシステンシアだが、今回迎える鞍上は桜花賞5勝の武豊騎手だ。百戦錬磨のレジェンドのが、レース展開を読む好騎乗をすることに期待がかかる。

 果たして枠の不運を吹き飛ばして、レシステンシアは女王復権となるだろうか。桜花賞はレース展開にも注目が集まる。

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