GJ > 競馬ニュース > アーリントンC(G3)展望
NEW

【アーリントンC(G3)展望】JRA騎手の移動制限に要注意!! 朝日杯FS(G1)2着のタイセイビジョンに、ギルデッドミラー、プリンスリターンらが挑む

【アーリントンC(G3)展望】JRA騎手の移動制限に要注意!! 朝日杯FS(G1)2着のタイセイビジョンに、ギルデッドミラー、プリンスリターンらが挑むの画像1

 18日(土)、阪神競馬場ではアーリントンC(G3)が行われる。2017年までは春競馬の開幕を告げる1回阪神競馬開幕週に組まれていたが、2018年からは皐月賞(G1)の前日に行われるようになった。NHKマイルカップ(G1)のトライアルレースでもあり、3着までに入ると優先出走権が付与される。

 今年のアーリントンCは注意すべき点がある。新型コロナウイルスの感染防止対策の一環として、JRAはこの日から騎手の移動制限措置を講じることになり、土日で異なる競馬場に移動して騎乗することができなくなった。

 したがって昨年までのように、このアーリントンCに騎乗した後、中山に移動して翌日の皐月賞に騎乗することはできない。実際に今年は皐月賞に騎乗予定のない騎手だけが手綱を取ることになり、乗り替わりも多数発生している。

 『netkeiba.com』の予想単勝オッズで2.0倍の1番人気に支持されているのは、朝日杯FS(G1)2着のタイセイビジョン(牡3歳、栗東・西村真幸厩舎)である。今回は、その朝日杯FS以来の実戦となる。

勝ったサリオスとは異なり皐月賞を目指さず、このレースからNHKマイルカップを目標とするのは、2走前に1400m戦の京王杯2歳S(G2)で2歳コースレコード勝ちを決めた点にありそうだ。

 この予定は今年1月の時点で既に決まっており、スピード能力の高さと東京コースへの適性の高さから、皐月賞よりもNHKマイルカップの方を目標に定めたということなのだろう。

 朝日杯FSでは武豊騎手が手綱を取っていたが、今回は新馬戦でコンビを組んだ石橋脩騎手に手が戻る。昨年6月に阪神で新馬戦を勝利した後、石橋脩騎手は「調教でも動いていたし、返し馬でもあり余るほどの気合でした。能力は間違いないです」と語っている。乗り替わりとはいえ、背中をよく知る鞍上が手綱を取るのはプラス材料だろう。

 このレースには牝馬の名前もある。中でもギルデッドミラー(牝3歳、栗東・松永幹夫厩舎)は要注意ではないだろうか。オルフェーヴル産駒で2018年の鳴尾記念(G3)を制したストロングタイタンの半妹にあたる。

 2勝目となった前走(1勝クラス、阪神・芝1400m)で手綱を取った福永祐一騎手は「まだ難しい面はあるが、頭が良くて能力がある馬なので、ひとつずつ覚えていけば上のクラスでも通用する」と語っている。

 今回はその福永騎手に代わり、今年はこれまでJRAで24勝を挙げ、全国リーディング8位と好調な岩田望来騎手とのコンビとなる。今年、岩田望騎手は松永幹厩舎の管理馬での騎乗はまだない。有力馬を多数抱える松永幹厩舎に対してアピールするのに、絶好の機会を得た形となりそうだ。

【アーリントンC(G3)展望】JRA騎手の移動制限に要注意!! 朝日杯FS(G1)2着のタイセイビジョンに、ギルデッドミラー、プリンスリターンらが挑むのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  2. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  3. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  4. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  5. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  6. 岩田康誠騎手が「因縁」ゴールドシップ降臨に大興奮!? レースで”指示無視”最後には「すかし芸」の屈辱から2年……「身内」を勝利に導き立場逆転?
  7. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  8. JRA種牡馬フィエールマン「二軍スタート」の冷遇に疑問の声……実績はコントレイルに次ぐNo.2も問われる「3000m級」G1の価値
  9. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  10. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬