
JRA武豊の同期・蛯名正義騎手が「来週」復帰! 『幸い今年のダービーには間に合いそう』有言実行で闘志は未だ衰えず
昨年12月28日に落馬し、右踵骨粉砕骨折と診断された関東の名手・蛯名正義騎手。戦線を離脱していた関東を代表する大ベテランが、4月25日から復帰する見込みだという。
一報を報じた「東スポ」には本人のコメントが寄せられている。蛯名騎手は順調に回復していることもあり、「明日(14日)から調教に乗ります」と予定を明かし、その際の騎乗馬は、藤沢和雄師と国枝栄師にお願いし、「“おとなしい馬を用意しておいてください”」と伝えているという。
「蛯名騎手は入院後、自身のSNSで1月7日に手術を受けたあとのケガの状況や、松岡正海騎手がカップ麺を持って病室にやってきたことなどを報告していました。そして2月19日に退院した際には、『順調であれば、4月末~5月初旬の復帰を目指していきたい』と綴っています。予定通りなので、極めて順調に回復していると見ていいでしょうね。
昨年は調教師試験に向けて騎乗を制限していたこともあり、キャリア最低の年間15勝に終わりました。今年も受験するかもしれませんが、ただ本人は『騎手免許がある限り乗り続ける』と発言するなど、現役にもこだわりをみせています。関東騎手界の精神的支柱としてまだまだ頑張ってもらいたいです」(競馬誌ライター)
復帰した蛯名騎手には小倉競馬場で重賞勝利をあげ、全10場重賞制覇を達成することが待ち望まれている。2003年にリーチを掛けたものの、18年間も“足踏み”状態。歴代のJRA騎手でも、わずか5人しかいない全10場重賞制覇は、騎手にとって大きな勲章だ。
「また全10場重賞制覇だけではなく、入院後に『幸い今年のダービーには間に合いそうなので、できるだけ早く復帰できるように頑張ります』と語るなど、悲願の日本ダービー(G1)制覇にもまだまだ意欲的です。
これまで25回挑戦しており、12年に騎乗したフェノーメノはディープブリランテとハナ差、皐月賞馬イスラボニータで臨んだ14年はウチをロスなく進んだワンアンドオンリーと4分の3馬身差でそれぞれ2着。また3着も2回あるものの勝利には届きませんでした。
調教師試験を受験するなどセカンドキャリアを見据えているのは確かですが、まだ“闘志”は衰えていないはず。ベテランの奮起に期待したいですね」(競馬記者)
遅まきながら2020年のスタートを切る蛯名騎手。武豊騎手と同期のベテランが静かに闘志を燃やす。
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