
JRAルヴァンスレーヴかしわ記念(G1)でついに復帰! 「新星」モズアスコット相手に「真の最強馬」証明なるか
3歳馬ながら並みいる古馬の強豪相手に18年のチャンピオンズC(G1)を圧勝したルヴァンスレーヴ(牡5、美浦・萩原清厩舎)が、5月5日のかしわ記念(G1)で待望の戦列復帰を迎える。
同馬の復帰はこれまで二転三転していたが、ようやく出走がかなえられそうだ。
チャンピオンズCを制し、翌年のフェブラリーS(G1)からの始動を予定していたが、左前脚に軽度の不安を発症したために回避、その後に予定していたドバイワールドC(G1)への登録も見送った。
以降も帝王賞(G1)での復帰が発表されるも、再び左前脚に不安を発症したため再度の回避となり、待望の復帰戦を前にまたも脚部不安で涙をのんだ。気が付けば、最後にG1を制してから約2年4ヶ月が経過していた。
M.デムーロ騎手が「この馬でケンタッキーダービーに行きたい」と熱望していたダート最強馬が長期不在の間にダートの勢力図には大きな変化があった。
昨年のフェブラリーSを勝ったインティが台頭し、クリソベリルは昨年のチャンピオンズSをルヴァンスレーヴと同じく3歳で勝利。今年のフェブラリーSでは芝から転戦してきた安田記念馬モズアスコットが芝・ダート二刀流でのG1制覇を達成している。
そのほかにもオメガパフュームやチュウワウィザードなどライバル馬は多数存在する。王者が不在の間も勢力図に変化がないことを証明するには、これらのライバルたちを倒す必要がある。
もちろん、今回初の手合わせとなるモズアスコットも簡単に倒せる相手ではない。根岸S(G3)ではコパノキッキングを一蹴し、その圧倒的な走りはコパノキッキング陣営にフェブラリーS回避を決断させたほどだ。フェブラリーSでも前年の勝ち馬インティを問題にせず、モズアスコット時代の到来すら予感させた。
「万全の状態での出走であれば、ルヴァンスレーヴが優勢だったかもしれませんが、さすがに今回は長期休養からの復帰戦です。いきなりの全力投球とはいかないでしょうから、陣営としてもまずは無事に回って来てくれればというのが本音でしょう。
ただ、休養前のパフォーマンスを考えると、それでもルヴァンスレーヴならば、何とかしてくれるのではないかと期待したくなる馬でもあります」(競馬記者)
ルヴァンスレーヴは「ダートの新星」モズアスコットを倒し、「真の最強馬」を証明することができるか?
新旧ダート最強馬の対決としても注目となる今年のかしわ記念は、ますます目が離せないレースとなりそうだ。
PICK UP
Ranking
23:30更新「面白いこと教えてやるよ」横山典弘、打倒ソールオリエンスに手応えアリアリ!? 馬券に絡んだのはすべて内枠。「父兄参観」と揶揄された2年前とは一変
C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 武豊命名「5爺」に激震走るナンバー3の卒業…有馬記念でメジロマックイーンを撃破、迫られる「欠員補充」の最有力候補とは
- 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
- JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……