JRA L.ヒューイットソン「日本バラエティー界」進出の前に一仕事!? 青葉賞(G2)オーソリティで『炎の体育会TVSP』に花添える?

今週5月2日に行なわれる青葉賞(G2)に出走するオーソリティ(牡3歳、美浦・木村哲也厩舎)に、3月から短期免許で来日しているL.ヒューイットソン騎手が騎乗する。
今年22歳にして初の日本参戦となったヒューイットソン騎手。見習い騎手ながらも南アフリカでG1を6勝し、地区リーディングを2度獲るという実績を引っ提げて日本にやってきたが、ここまで14勝。『スポーツ報知』の取材に「勝利数に満足はしていない。もっと勝てたと思う」と話しており、歯痒い結果となったようだ。
そんなヒューイットソン騎手も、いよいよ今週が短期免許ラストウィーク。それだけに青葉賞のオーソリティでは是が非でも“置き土産”を残したいところだ。
ただ、ヒューイットソン騎手が燃えているのは、それだけが理由ではないという。
「実はヒューイットソン騎手は、青葉賞の翌週9日の夜に放送される人気番組のTBSテレビ『炎の体育会TVSP』に地方若手騎手2人と、川崎競馬で騎乗していた“美人すぎるジョッキー”ミカエル・ミシェル騎手の4人で『次世代ジョッキー軍』を結成し、出演することになっています。
彼もイケメンなので間違いなく注目されるでしょうし、その“前哨戦”となりそうな青葉賞で、2勝目となる重賞勝ちの箔を付けておきたいでしょうね」(競馬記者)
3月の来日当初から「南アフリカの若き天才」として鳴り物入りでの日本デビューとなったヒューイットソン騎手。しかし、なかなか思うように結果が出ず、日本競馬の壁にぶち当たっている印象だった。
そんな時に心の支えの1つとなったのが『炎の体育会TVSP』の出演オファーだった。
またとない“日本の文化”に触れる機会を得て気を良くしたのか、3月22日のスプリングS(G2)では6番人気のガロアクリークで重賞初制覇。距離が不安視されていた本番の皐月賞(G1)でも、巧みな手綱さばきで3着と大いに存在感を発揮している。
3月下旬の収録では、ロデオや木馬などを使った番組オリジナル競技を3つ行ない、過去の最高記録に挑戦するという企画。MCとのトークで次第にリラックスすると、競技で真剣にチャレンジし、大いに番組を盛り上げたようだ。
先週のフローラS(G2)でも5番人気フアナで追い込んで3着を確保するなど、上り調子だけに帰国が惜しまれるが、本人は「この2か月間は、僕にとって素晴らしい経験になった」と大きな手応えをつかんだ。
また初の日本参戦は、新型コロナウイルスの影響によりすべて無観客競馬だったが「来年また来日する時、ファンの前で乗るのが楽しみになったよ」とあくまで前向きだ。
22歳の若武者の日本ファーストシーズンは「挫折」と言えるかもしれない。しかし、失敗にこそ大きな糧があるのが世の常だ。集大成となる今週、ヒューイットソン騎手は前評判通りの輝きを見せることができるか。まずは青葉賞で初の“バラエティー界”進出に花を添えたい。
PICK UP
Ranking
11:30更新
武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?- パンサラッサやサイレンススズカも及ばない、天皇賞・秋(G1)史上最速ラップの歴史
- 東京競馬場に約20万人が殺到!? 朝6時からの大行列、怒号飛び交う陣取り合戦、そして…競馬が最も熱い時代、歴代最多入場者を記録した当時の記憶
- 毎日王冠(G2)リアルスティール「使い捨て」に調教師が激怒!? 「スキャンダル王」デムーロの指示無視に「いくらなんでも……」
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- JRA 武豊は信頼度抜群!? 一球入魂ならぬ「一鞍入魂」の信頼度は本当か。川田将雅、横山典弘などトップジョッキーにみる「1日1鞍」限定の“勝負駆け”を探る!
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 競馬界に”2世騎手”たちが続々参入中! 息子たちは偉大なる父を超えることができるのか?
















