JRA「長岡禎仁マジック」でフェブラリーS再現を狙う!? かしわ記念(G1)ケイティブレイブに再び激走の気配

明日5日に船橋競馬場で行なわれるかしわ記念(交流G1)に、フェブラリーSで16番人気ながら2着に突っ込んできたケイティブレイブ(牡7歳、栗東・杉山春紀厩舎)が出走する。
「モズアスコット、ルヴァンスレーヴの2強対決」と言われている中で、前走ワイドでさえ万馬券を演出したこの馬の走りに、期待するファンも多い。
「フェブラリーSの16番人気は、G1・3勝を含む重賞10勝馬のケイティブレイブにとっては、さすがに人気が無さすぎました。7歳という高齢、平坦巧者のイメージの上に、2走続けての惨敗、そして鞍上の知名度……すべてが低評価に拍車をかけましたね」(競馬記者)
惨敗した東京大賞典(交流G1)は、2番手で進んだが、前半のハイペースがたたって8着に。川崎記念(交流G1)も1枠で包まれないよう出していったのだが、他の先行馬に煽られて、息の入らない展開に自滅しての6着。どちらもこの馬のリズムでレースをしていないことが敗因であった。
「陣営としても納得がいかない内容だった川崎記念の後、ケイティブレイブの瀧本和義オーナーから、マイルのフェブラリーSを使うように杉山調教師に依頼をしました。そして、ケイティブレイブのことをよく理解している長岡禎仁騎手を鞍上に指名したのです」(同)
美浦所属だった長岡騎手は3年前、腎臓破裂の大怪我で戦線を離脱。復帰しても乗鞍が無くなっていく中、悔いが残らないよう何かをしようと、ガムシャラに栗東の杉山厩舎の調教を手伝っていた。
「ケイティブレイブは、長岡騎手がずっと調教に乗ってきた馬で、栗東に移籍した後もこの馬の稽古をつけてきました。
そんな彼を瀧本オーナーが指名したのですから、長岡騎手は意気に感じないわけがありません。しかもG1での指名で、長岡騎手自身、G1出走が初めてでしたから。その時は嬉しかったでしょうね」(同)
決まった後、長岡騎手は「瀧本オーナー、杉山先生に感謝の気持ちを結果で応えたい」と力強くコメントしている。
レース前、瀧本オーナーと杉山調教師から「好きに乗っていい」と言われ、気合が入ったという長岡騎手。フェブラリーSは、いつもの先行策ではなく中団からやや後ろに位置し、脚を溜める作戦に打って出て、見事2着に突っ込んでみせた。
あと少しで1着だった長岡騎手は悔しがったが、彼を指名した瀧本オーナーは、「私にとっては、勝ったも同然です」と喜びをあらわにしていたという。
そして、陣営は当初ダート2400mのダイオライト記念(交流G2)に向かう予定だったケイティブレイブを、マイルのかしわ記念に変更してきた。
「2強が出てくる事は想像出来たと考えられますが、あえて陣営が逃げずにぶつけてきたのは、左回りのマイルに自信を深めたからでしょう。フェブラリーSで『神騎乗』と称えられた長岡騎手も、2着では納得していないと思いますし、今度こそ1着という結果で応えたいでしょうね」(同)
勝てば当然、G1初勝利となる長岡騎手。リベンジの態勢は整った。あとはケイティブレイブの力をフルに引き出すのみ。狙うは1着のみだ。
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