実力はアーモンドアイ以上? JRA史に残る「最強マイル女王」は社台グループが母を410万円で手放したあの馬
ノースフライトの母シャダイフライトは、もともと社台ファームが所有していた繁殖牝馬だったが、それまでの繁殖成績が振るわなかったこと、そして18歳という高齢もあってか、社台グループの繁殖牝馬セールにて売却された馬だった。
その金額はわずか410万円、なんと上場全馬の中で最低金額だったという。しかもトニービンの子供を受胎していたのだから、破格の金額と言えよう。社台ファームとしては苦渋の決断だっただろうが、結果としてそれは最悪の結末になってしまった。
シャダイフライトが産んだノースフライトは、安田記念とマイルCSを制覇。JRA賞最優秀5歳以上牝馬に選出されたのである。
奇しくも同様のケースはその後も見られている。日本ダービーを勝利したジャングルポケットは、同馬を産んだ母ダンスチャーマーが売却されてから日本ダービーを勝ち、今年の桜花賞を制したデアリングタクトの母デアリングバードも、社台ファームが繁殖牝馬セールで手放した馬だったのだ。
今週のヴィクトリアマイルに出走するアーモンドアイは、昨年の安田記念で不利もあって3着。マイルは4戦3勝だが、まだ古馬マイルG1レースを勝利していない。
もし、今週のヴィクトリアマイルの次に安田記念を選択し、秋はマイルCSへの参戦を考えているのであれば、ノースフライトが唯一持つ「牝馬による古馬マイルG1春秋制覇」の偉業に挑むことになる。
アーモンドアイにとって今週のヴィクトリアマイルは、おそらく現時点でのマイル適性を図る格好のレースといえよう。また、香港遠征中止→有馬記念大敗→ドバイ遠征中止と、昨年暮れから続く負の連鎖を断ち切ることができるのか。
そして最強牝馬というだけでなく、最強マイラーとして新たな勲章を勝ち取ることができるか。今週のヴィクトリアマイルは注目の一戦だ。
PICK UP
Ranking
11:30更新
27年前、ダートで無敵を誇った名牝がフェブラリーSで唯一の牝馬優勝を飾ったあの日
武豊でさえ「強烈に嫉妬」した有望騎手の偉業、オグリキャップにも騎乗した若手を襲った「30年前の悲劇」
アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 横山典弘「27年ぶり」ドバイ決戦へ。「自分の命と引き換えに僕を守ってくれた」盟友ホクトベガの死で止まった時間…今度こそ無事完走を
- JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
- 【ホープフルS】“クロワデュノールなんて目じゃない!”今年最後のG1!冬の中山で走る穴馬の法則、名門調教師絶賛の穴馬!
- 岩田康誠「キレ散らかし」返答にインタビュアーもタジタジ…名手が信じたドウデュース世代の実力馬が有馬記念前に答え合わせ
- 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
関連記事

JRAアーモンドアイを脅かす斎藤誠厩舎の「影」!? ヴィクトリアマイル(G1)シャドウディーヴァ“前走惨敗”は想定内

JRA漢・藤田伸二がエイジアンウインズでウオッカを撃破! 2008年ヴィクトリアマイル(G1)府中を駆け抜けたアジアの風

JRAヴィクトリアマイル(G1)前年「レコード勝ち」ノームコアの巻き返しは厳しい!? 血統面から“謎の大スランプ濃厚”の理由とは

JRAヴィクトリアマイル(G1)ラヴズオンリーユーが「絶好調」M.デムーロとのコンビでアーモンドアイの7冠阻止!? リスグラシューの後継者に名乗り

JRAヴィクトリアマイル(G1)コントレイルの日本ダービーに援護!? 好調「ノースヒルズ軍団」スカーレットカラー代打・石橋脩に妙味あり
















