GJ > 競馬ニュース > デアリングタクト「三冠」可能性は?  > 2ページ目
NEW

JRAオークス(G1)デアリングタクト「牝馬三冠」の可能性に迫る。無敗の女王はアーモンドアイを超えられるか?

【この記事のキーワード】,

■三冠失敗パターン
 ここまでは牝馬三冠を達成した4頭に焦点を当ててきたが、ここで紹介するのは牝馬三冠にチャレンジして敗退した馬だ。

JRAオークス(G1)デアリングタクト「牝馬三冠」の可能性に迫る。無敗の女王はアーモンドアイを超えられるか?の画像2
ブエナビスタ JBISサーチより

 秋華賞が創設された1996年以降、桜花賞とオークスを勝利し、秋華賞で敗退した馬は、2009年のブエナビスタのみである。このブエナビスタが三冠を達成した4頭と大きく異なるのは、オークスを勝利したあと凱旋門賞への遠征を計画し、8月の札幌記念に出走したことにある。結果、その札幌記念で敗退して凱旋門賞遠征は白紙となり、予定を変更して秋華賞に出走したという経緯があった。もしデアリングタクトが8月の札幌記念に出走したり、秋華賞以外に目標を定めるなどの経緯が発生してしまうと、それは牝馬三冠達成へ黄色信号となってしまう。

 以上、牝馬三冠を達成した4頭、そして牝馬三冠に失敗した1頭からデアリングタクトの可能性を探った。もちろんまだ二冠目のオークスも終わっていないため、結果次第では意味のないものとなってしまうが、こういった未来を自由に語れるのも競馬の醍醐味だろう。

 結論から言えば、デアリングタクトがオークスを勝利すれば、牝馬三冠を達成する可能性は80%と以上といったところか。条件としてはオークスを上がり最速で勝利し、秋華賞へはローズSを使うか直行というローテーションで、松山騎手が引き続き騎乗することが最低条件。そしてデゼルの急成長や衝撃的な夏の上がり馬が誕生しない限り、三冠達成の可能性は大いに高まると言えるだろう。

JRAオークス(G1)デアリングタクト「牝馬三冠」の可能性に迫る。無敗の女王はアーモンドアイを超えられるか?のページです。GJは、競馬、, の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. ジャパンCはノーザンファームに逆らうな?武豊×ドウデュース、ルメール×チェルヴィニア、さらに社台グループの意外な隠し玉が出走?
  2. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  3. 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
  4. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  5. C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
  6. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  7. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  8. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  9. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  10. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!