GJ > 競馬ニュース > デアリングタクト「大外一気3連勝」の真実  > 3ページ目
NEW

JRAオークス(G1)デアリングタクト「大外一気3連勝」の真実。豪快な圧勝劇の裏で、桜花賞追い切りに垣間見せていた「女王の弱点」とは

【この記事のキーワード】,

「デビュー戦も最後の直線は、大外一気でしたから、オークスも当然“勝ちパターン”を狙ってくるでしょう。ただ、今までと違って2枠4番から外を回るには、かなり位置取りを下げる必要がありそうです。

 もちろん、前に行って外に出す選択肢もありますが松山騎手、杉山調教師ともに『課題は折り合い』と話しているだけに、馬を前に置けないリスクが高まる先行策が選択される可能性は低いかと。

 そうなると今の東京はそう簡単に前が止まりませんし、メンバー的にもスローペースは必至。もし桜花賞のように12番手で4コーナーを回るようなら、届かずという結果にもなりかねません。世間はすでに楽勝ムードですが、そう簡単なレースにはならないと思いますよ」(競馬記者)

 馬込みが苦手な桜花賞馬といえば、やはり昨年の勝ち馬グランアレグリアが思い出される。4角先頭で桜花賞を快勝したグランアレグリアだったが、次走のNHKマイルCでは馬群に包まれて本来の力を発揮できず、最後の直線では外側に斜行して4着から5着に降着となる憂き目にも遭った。

 また、大外を豪快に突き抜けた桜花賞といえば、一昨年のアーモンドアイが思い出される。しかし、アーモンドアイは2戦目のオークスで、5番手からの好位抜け出しという見事な進化を示したことで、一気に牝馬三冠に上り詰めた。

 それ以来の牝馬三冠が期待されるデアリングタクトは、果たして「進化」を示すことができるのかだろうか。すでに断然の1強ムードだが、実は周囲が思っているほど楽観はできないのかもしれない。

JRAオークス(G1)デアリングタクト「大外一気3連勝」の真実。豪快な圧勝劇の裏で、桜花賞追い切りに垣間見せていた「女王の弱点」とはのページです。GJは、競馬、, の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「正直なところ辟易としています」武豊が巻き込まれた29年前のアイドルホース狂騒曲…レース前に明かしていた「コンビ結成」の裏話
  2. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  3. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  4. JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
  5. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  6. 【ヴィクトリアマイル(G1)予想】ナミュールから6点で万馬券狙い! マスクトディーヴァは持ちタイムに不安ありで消し! 高速決着に対応できる穴馬で勝負
  7. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  8. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  9. 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは
  10. 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客