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JRA【安田記念(G1)展望】最強女王アーモンドアイVS春秋マイル王インディチャンプ!「8冠」新記録阻止へ、戸崎圭太ダノンキングリーら史上最高メンバー集結

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 6月7日、東京競馬場では春の5週連続G1開催の掉尾を飾る安田記念(G1)が行われる。ヴィクトリアマイル(G1)を楽勝して「7冠馬」となったアーモンドアイの参戦が確定し、昨年の春秋マイルG1を制覇したインディチャンプ、怪我から復帰した戸崎圭太騎手と久々にコンビを組むダノンキングリーらが参戦。強豪が揃い、見応えのあるレースとなりそうだ。

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 最大の注目は安田記念を勝てば、史上初「8冠馬」の誕生となるアーモンドアイ(牝5、美浦・国枝栄厩舎)の出走だ。

 コロナ禍の影響でドバイを使えずにトンボ帰りとなったため、始動戦には安田記念が濃厚と見られていたが、繰り上げてヴィクトリアマイル(G1)に出走となった。昨年の有馬記念(G1)を9着に惨敗した影響を懸念されたが、ノーステッキで後続を4馬身突き放す圧勝で不安を払拭してみせた。牝馬限定のG1だったとはいえ、レコードに0.1秒差の勝ち時計は価値がある。

 昨年の安田記念はスタートしてすぐに、外のロジクライが急激に内へ切れ込んだ影響でバランスを崩すという致命的な不利を受けての3着だった。悔いを残したC.ルメール騎手も「リベンジ」をしたいとリクエストしたほどである。最強女王は1年前の忘れ物を手に入れることができるか。

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 インディチャンプ(牡5、栗東・音無秀孝厩舎)は前走のマイラーズC(G2)をトップハンデとなる58キロを背負って大楽勝。精彩を欠いた2走前の中山記念(G2)4着から見事な変わり身を見せた。4番人気の伏兵に過ぎなかった昨年と違い、春秋マイル王として真っ向勝負で女王の返り討ちを狙う。

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 ダノンキングリー(牡4、美浦・萩原清厩舎)にとって、安田記念は初G1制覇に向けて絶好のチャンスだろう。東京コースはここまで4戦3勝2着1回と最高の相性といっていい。唯一敗れた2着も昨年の日本ダービー(G1)のクビ差だった。昨年の毎日王冠(G2)は出遅れながらもインディチャンプを一蹴したように力は足りている。

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 グランアレグリア(牝4、美浦・藤沢和雄厩舎)はヴィクトリアマイルを予定していたが、熱発で回避して安田記念に切り替えた。前走の高松宮記念(G1)は前に行った馬に有利な展開のなか、後方から猛烈に追い上げての2着と底力を見せた。昨年の桜花賞馬が1番人気を裏切った昨年のNHKマイルC(G1)と同じ舞台で巻き返しを期す。

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 ダノンプレミアム(牡5、栗東・中内田充正厩舎)は前走のクイーンエリザベスS(G1)を3着に敗れたが、得意とはいえない不良馬場で59キロを背負っての敗戦なら悲観する内容ではない。世代トップクラスの評価を受けていた馬でもあり、D.レーン騎手との初コンビは怖い存在だ。

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 アドマイヤマーズ(牡4、栗東・友道康夫厩舎)は昨年のNHKマイルCでグランアレグリアを破り優勝した。復帰戦となった秋の富士S(G3)ではまさかの9着に敗れるも、C.スミヨン騎手の手綱で暮れの香港マイル(G1)を快勝した。初めて手綱を取る川田将雅騎手は結果を出せるか。

 ほかにも京王杯SC(G2)で鮮やかな逃切り勝ちを見せたダノンスマッシュ(牡5、栗東・安田隆行厩舎)、ヴィクトリアマイル2着のノームコア(牝5、美浦・萩原清厩舎)、昨年の高松宮記念の覇者ミスターメロディ(牡5、栗東・藤原英昭厩舎)、昨年のスプリンターズS(G1)を勝ったタワーオブロンドンの底力も侮れない。

「史上最高」メンバーとの呼び声も高い今年の安田記念は6月7日、15時40分の発走を予定している。

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