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エアスピネルが挑んだ菊花賞の「壁」と強さ引き出した「ユタカマジック」。武豊騎手は悔しさにじむも、人気は今後も上昇続く!?

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 2周目の向こう正面でようやく落ち着いたように見えたエアスピネル。3コーナー手前からシュペルミエールやプロディガルサンなど後続が一気に詰め寄り、出入りの激しい展開に。4コーナーの前でサトノダイヤモンドとディーマジェスティが馬体を合わせて外から進出し最後の直線への”発射準備”を整えた。しかし、エアスピネルはあくまで「不動」。インコースの5番手をキープし、直線に向かう姿は折り合いがついているように見えた。

 直線に入ると、外からサトノダイヤモンドが馬なりで一気に前を捉えにかかる。並走したディーマジェスティをあっという間に置き去りにし、残り400地点で早くも先頭を捉えており、この時点で勝負が決したと思った人は多かったろう。ディーマジェスティにも皐月賞時のような爆発力が感じられない中、インコースからうまく抜け出したエアスピネルに武騎手が鞭を振るう。

 サトノダイヤモンドには届かない。それは間違いなかった。しかし、逃げたミライヘノツバサを交わし去り、ディーマジェスティを超える脚色で追いすがるエアスピネルは、これまで見せてきたような「粘り腰」を披露し、後続との差をキープして強い存在感を放っていた。サトノダイヤモンドが悲願のゴールに飛び込んだ直後、エアスピネルは最後の最後に溜めた脚を爆発させたレインボーラインと並んで入線。終戦となった。

 結果は3着。6番人気と低評価だったことを考えれば十分なレースができたと言えるだろう。武騎手はゴール後「折り合っていれば違ったと思う」と悔しさをにじませたが、本来得意とする番手での競馬の復活、インコースをしっかり確保し上手く抜け出せたのは、武騎手の手腕あってこそのもの。勝利はつかめなかったが、下馬評を覆す「ユタカマジック」は存分に見せてくれた。

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