
JRA兄は物議を醸したあのG1馬。ドゥラメンテ「第2の刺客」テネラメンテが函館開幕週に登場!

上半期総決算となる春のグランプリ・宝塚記念(G1)を28日に控えているが、6月からは来年のクラシックを見据えて続々と期待馬のデビューが続く。
今週もまた新種牡馬の目玉であるドゥラメンテの期待馬テネラメンテ(牝2、美浦・木村哲也厩舎)が日曜函館の新馬(芝1200m)にスタンバイしている。同産駒の初勝利を決めたアスコルターレに続き、デビュー勝ちを飾ることができるか。
テネラメンテの血統は父ドゥラメンテ、母スターアイルという良血馬だ。母の産駒はこれまで未勝利に終わった馬がおらず、コンスタントに走る馬を出して来た。テネラメンテは7番仔にあたる。
短距離で活躍してきた母系だけに芝1200mの条件はピッタリだ。昨年は新種牡馬のキズナ産駒ビアンフェが夏の函館でデビューし、函館2歳S(G3)を勝って初重賞勝ちを決めた。ドゥラメンテもこれに続きたいところだ。
テネラメンテを管理しているのが木村哲也厩舎というのも好材料となる。昨年夏の函館でデビューした新馬のオーソリティは青葉賞(G2)を勝ち、ダーリントンホールは共同通信杯(G3)を制した。テネラメンテに掛かる期待も大きいだろう。
また、2014年のNHKマイルC(G1)、16年のマイルCS(G1)のG1勝ちを含む重賞6勝をあげる活躍を見せたミッキーアイルが半兄にいることも注目だ。このときは直線で外にヨレて後続に大きな被害を与え、後味の悪い結果となったことで物議を醸すこととなった。だが、持ち前のスピードで他馬を圧倒したG1・2勝は鮮烈なインパクトを残した。
「早い時期から活躍する血統でかなりの期待が持てそうです。父ドゥラメンテはダービーをレコード勝ちしているようにスピードのある馬でしたし、気性の荒い馬でしたから短いところでも闘争心がいい方に出るかもしれません。
母系からも1200から1600がベストの可能性が高いですから、兄ミッキーアイルのようにNHKマイルあたりが目標となりそうですね。余裕のあるローテーションを組むためにもまずはここを勝っておきたいところでしょう」(競馬記者)
先週、同じく新種牡馬として期待されるライバル・モーリスに先んじて初勝利をあげたドゥラメンテ。
日曜は函館の新馬テネラメンテ以外にも東京の新馬にオブデュモンド、阪神の新馬にグランデフィオーレと期待馬が揃った。
充実のラインアップでロケットスタートを決めたいところだ。
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