
JRA サートゥルナーリア世代「不遇の素質馬」がダートで覚醒! C.ルメール「ダートで上のクラスでも戦えます」才能に太鼓判!!
24日(水)、大井競馬場で帝王賞(G1)が開催される。今年は、史上初となる連覇を狙うオメガパフュームをはじめ、昨年のチャンピオンズC(G1)を勝ったクリソベリル、復帰2戦目となるルヴァンスレーヴ、さらに川崎記念(G1)の勝ち馬チュウワウィザード、復活を遂げたケイティブレイブ、さらに地方からはノンコノユメらが出走を予定している。
“砂の実力馬”たちが集結し、しのぎを削る帝王賞。毎年のように熱戦が期待されるが、来年こそ、その頂上決戦に出走し、一線級の仲間入りを期待される1頭がいる。帰ってきた素質馬ソルドラード(牡4歳、美浦・藤沢和雄厩舎)だ。
17年のダービー馬レイデオロの半弟であるソルドラード。デビュー前からその素質には多くの関係者たちが太鼓判を押していた。だが、芝でデビューするもまさかの2連敗。さらに左トウ骨の剥離骨折が発覚し、長期に渡る戦線離脱を余儀なくされた。復帰後に3歳未勝利を勝つも、その後が続かない。この辺りで陣営は一旦芝を諦めて、ダートへの転向を決意したようだ。
ソルドラードのダート初戦は、中山競馬場の4歳以上1勝クラス(ダ1800m)。C.ルメール騎手を背に好スタートを決めたソルドラードは、後続に4馬身差をつけて圧勝。続く5月に行われた4歳以上2勝クラス(ダ1600m)は出遅れも響き、勝ち馬から0秒1差の2着に終わった。
だが、今回の青梅特別では後方で脚を溜めると、最後の直線で馬群を縫うように進出し、ライバルに0秒2差をつけて快勝。レース後、C.ルメール騎手も「最後は他の馬とは脚が違いました。ダートで上のクラスでも戦えます」とその能力の高さを称賛していた。
「ソルドラードの隣のゲートに入っていた馬がうるさそうにしていたため、ゲートの中にいる時間が長くなってしまったんです。これは、出遅れグセを抱えているソルドラードにとって相当不利な状況だったはず。しかし、ルメール騎手は慌てることなく、この時点で前に出ることを諦めて、後方から競馬をすることを決めたようですね。今回の1戦で、前だけではなく後ろからでも競馬ができる自在性が芽生えつつあることもわかりました。今後はますますスキのない馬に成長してくれると思います」(競馬記者)
サートゥルナーリアらとともに世代を牽引する走りを見せてくれると考えられていたものの、故障に泣いたソルドラード。不遇の日々を過ごしていた素質馬にようやく光明が差し始めた。
これからも活躍を続け、芝のサートゥルナーリア、ダートのソルドラードなどと並び称される程の存在にまで登り詰めてもらいたい。
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