GJ > 競馬ニュース > サイレンススズカの影  > 3ページ目
NEW

天皇賞(秋)の記憶~武豊が認めた最速馬・サイレンススズカの影~

【この記事のキーワード】, ,

 しかしその結果は残酷なものであった。左前脚の手根骨粉砕骨折で予後不良、安楽死処分となってしまったのである。圧倒的な勝利が期待され、14万人の競馬ファンが見守った天皇賞(秋)の舞台でまさかの結末、多くの競馬ファンが嘆き悲しんだ。

 1年前の天皇賞(秋)で身につけた「逃げ」という選択肢。その逃げが同馬に数々の栄光を与えたが、1年ぶりのこの舞台でその「逃げ」を最後まで見せることはできなかった。数々の名馬に跨がった武豊騎手が、ディープインパクトに出会うまで「最強」と認めたサイレンススズカの存在。同馬が健在ならどんな記録が残っていただろうか。

 あのレースから18年後も武豊騎手は天皇賞(秋)に騎乗する。相棒は奇しくもサイレンススズカと同じ逃げ馬のエイシンヒカリ。同馬もタイプこそ違うものの類い希なスピード持つ馬であり、その姿をサイレンススズカに重ねている競馬ファンも少なくない。そして競馬の神様がいたずらしたのか、エイシンヒカリはサイレンススズカと同じ1枠1番に入った。武豊はエイシンヒカリの鞍上でサイレンススズカの影を追うだろうか。

天皇賞(秋)の記憶~武豊が認めた最速馬・サイレンススズカの影~のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  2. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  3. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
  4. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  5. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  6. 四位洋文騎手が「トラウマ」嘆く……武豊騎手も不快感を露にした昨年「マイルCS」ディサイファの悲劇
  7. 母の全兄は「G1優勝」の現役種牡馬! 新進気鋭のオーナーがJRA新馬戦初V
  8. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  9. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  10. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬