GJ > 競馬ニュース > 「有観客開催」踏み切れない理由は?  > 2ページ目
NEW

いつまで続く無観客……JRAが「有観客開催」に踏み切れない理由とは?

【この記事のキーワード】,

「今のコロナ禍の状況から、表立って世間に知らしめることはあまり得策ではないためか、大きく公表はされませんが、JRAの売り上げ自体は毎週下がっていないんです。競馬だけで言うなら、それこそ地方競馬なんかはネット投票の普及で、むしろ売り上げレコードを連発しているくらいバカ売れしていますからね」(同)

 国からも開催の継続は至上とされているのかも。そんなバカげた想像も案外、あり得る話かもしれない。JRA的には、無観客開催でもとりたてて大きな問題はないのだ。

 とはいえ、やはりファンあっての競馬であることに間違いはない。コロナ禍にあって少ない娯楽の一つとして、競馬は改めて脚光を浴びる形となったが、このままでいいはずはない。

「もちろん、JRAはそれも優先事項。もし、有観客が行われるとしたら、よく言われている通り、最初は『指定席のみ』になるでしょう。

ただ、一般開放となると、簡単にはいきません。入場制限をして、ゴール前などは立ち入り禁止。発売窓口もソーシャルディスタンスを守って……なんてやるにしても、どこまでできるか。

第一、プロ野球やJリーグ、大相撲など、すでに有観客で始めている他のプロスポーツでは観戦に際して『大声での応援禁止』も決まりになっていますが、“お金を賭けている”競馬で声を出すなというのも……」(同)

 日常生活と同様、競馬も通常に戻るまでには、まだ越えなければならないハードルはいくつも残っている。再び競馬場にあの熱気が戻ってくるのは、まだ少し先になりそうだ。

いつまで続く無観客……JRAが「有観客開催」に踏み切れない理由とは?のページです。GJは、競馬、, の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  2. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  3. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  4. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  5. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  6. 三浦皇成×ノースヒルズの「大物候補」がデビュー戦完勝! 出世レース快勝も「無念」の長期休養…元クラシック候補の“忘れ物”回収なるか
  7. 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
  8. 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
  9. 引退・種牡馬入りが一転して現役復帰!? 数奇な運命をたどることになった競走馬たち
  10. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?