JRA藤田菜七子ラブカンプーに「千直女王」が貫禄の先着! アイビスSD(G3)「2018年ワンツー」豪華併せ馬制した夏女ダイメイプリンセスに激走ムード!
“千直女王”が、まずは貫禄を示した。
26日に新潟競馬場で行われる、夏の名物重賞アイビスサマーダッシュ(G3)。今年は昨年の覇者ライオンボスが大本命としてレースを迎えることになりそうだがが、ここに来て一昨年の覇者ダイメイプリンセス(牝7歳、栗東・森田直行厩舎)が激走ムードを帯びてきた。
今春の高松宮記念(G1)で17着に大敗。近5走では掲示板(5着以内)にすら載れず、“終わった感”があったダイメイプリンセス。しかし、前走の韋駄天S(OP)では、ゴール前で鋭く伸びて3着を確保。森田直行調教師も「直線競馬の適性はすごい」と再認識したという。
「ここ数戦は見るところがなかったんですが、やはり千直は走りますね。前が壁になって追い出しを待たされるなど、決して楽な展開ではなかったんですが、前が開いてからの伸び脚は相変わらずの一級品です。
今年で7歳ですが、あの展開でライオンボスに0.1秒差なら上々。今回は明らかに速いメンバーが集まりましたし、逃げるライオンボスを巡ってペースが速くなるなら逆転まであるかもしれませんよ」(競馬記者)
そんな記者の言葉を裏付けたのが、22日に行われた最終追い切りだ。
秋山真一郎騎手を背に栗東の坂路で行われた併せ馬のパートナーは、同じくアイビスSDに出走するラブカンプー。重賞勝ち馬同士による、豪華な“前哨戦”が行われた。
結果は2頭とも馬なりながら、しっかり追われてダイメイプリンセスが1馬身先着。手応えには余裕もあり、森田調教師も「気温が上がると元気になる馬。前回よりも体調はいい」と小さくはない手応えを得ているようだ。
「ラブカンプーが調教駆けする馬ではないので、予定通りの先着でしたが、それでもダイメイプリンセスの調子が良いことは明らか。騎乗した秋山騎手は『まだ走りが硬い』と厳しいコメントでしたが、辛口になるのは期待している証拠ですし『前回よりはマシになった』とも話していましたよ」(別の記者)
一昨年のアイビスSDに、昨年の北九州記念(G3)と重賞2勝はともに夏。昨年のアイビスSDは2番人気ながら6着に敗れたが、スタートの出遅れが響いた格好だけに大きなマイナスではない。
「一昨年勝った時と同じぐらいの出来にあるし、外枠さえ当たれば十分勝負になると思います」
『デイリースポーツ』の取材にそう答えた森田調教師。一昨年のアイビスSDではワンツー・ゴールを決めたダイメイプリンセスとラブカンプー。人気は藤田菜七子騎手のラブカンプーだろうが、こちらも“色気”は十分だ。
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