JRAエルムS(G3)藤岡佑介「連対率100%」ウェスタールンドと重賞連勝狙う! 「魅力的なスタイルのある馬」豪快追い込みへ虎視眈々

「自分としては、このスタイルが一番だと信じて乗っていました。今後(馬の)年齢的にもそうチャンスは多くないでしょうし、何とかここで重賞を勝ちたいと、担当の方からも聞いていましたから、貢献できて良かったです。
今日の勝ち方を見れば、年齢的な心配もありませんし、魅力的なスタイルのある馬です。応援してください」
前走アンタレスS(G3)のレース後、藤岡佑介騎手はそう語った。
道中、最後方から2番目の位置で進み、4コーナーで大外に持ち出され、直線一気で他馬を抜き去ったウェスタールンド(セ8歳、栗東・佐々木晶厩舎)。重賞8戦目となったアンタレスSを藤岡佑騎手の大胆な追い込みで勝ち、初制覇を成し遂げた。
そして今週9日、札幌競馬場で行なわれるエルムS(G3)に約3カ月半ぶりに出走してくる。
ウェスタールンドを管理する佐々木調教師は「去勢していて長持ちするのかもしれませんね。装鞍などで余計なことをしなくなりました」と語っており、8歳馬ながら本格化の兆しを見せるウェスタールンドを評価。
前走に引き続き今回も騎乗する藤岡佑騎手は、ウェスタールンドと5戦2勝・2着1回だが、ダート成績に絞れば3戦2勝・2着1回で連対率100%だ。ダートでの藤岡佑騎手とウェスタールンドの相性は良いようである。
また、アンタレスS以外のレースでも藤岡佑騎手がウェスタールンドで繰り出す後方待機は見事に結果を出している。
一昨年6月の津軽海峡特別(1000万下、現2勝クラス)では、直線が短いことを意識してか、後方グループの先団に位置取り、少し早めに上がって行くなどの対応で、ウェスタールンドの初ダート戦を快勝している。
また同年のチャンピオンズC(G1)は、4コーナーまで最後方で追走していたが、上がり34秒4という芝並みの末脚をインから繰り出し、2着に突っ込んでいる。
他の騎手がウェスタールンドに騎乗する時も後方待機の作戦だが、藤岡佑騎手の場合、ギリギリまで後方で我慢するので、末脚の爆発力が違うようだ。
「今年の藤岡佑騎手は芝205鞍22勝、ダート157鞍27勝でダート成績が良好です。スーパーホーネット、ケイアイノーテックなど芝の追い込み馬の活躍により芝のイメージが強いですが、ダートでも上手いジョッキーですね。
2013年根岸S(G3)でメイショウマシュウを4コーナー15番手から、2017年プロキオンS(G3)でキングズガードを4コーナー12番手から、それぞれ勝っており、ダートでも追い込みは得意とするところです」(競馬誌ライター)
ウェスタールンドの1週前追い切りは、札幌ダート4F50秒0、ラスト1F12秒2を馬なりでマークしており、休み明けでも十分動けている状態だ。
6歳でオープン入りした晩成型のウェスタールンドが、ようやく重賞で主役を張れるようになってきた。今回も藤岡佑騎手のリードで、ウェスタールンドの直線一気が炸裂すれば、重賞2連勝は目の前だ。
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