JRAディープインパクト産駒vsキズナ産駒「素質馬大集結」!! “日本一長い直線”を持つマイルコースを制するのは?【新潟2歳S(G3)展望】
30日(日)に開催される新潟2歳S(G3)。一昨年の覇者ケイデンスコール、15年勝ち馬ロードクエストは、翌年のNHKマイルC(G1)で、ともに2着と好走。また13年に勝利したハープスターは桜花賞馬に輝くなど、後にマイル重賞を沸かせた馬を輩出したことで知られている。
今年も素質馬が集結したが、まずキズナ産駒フラーズダルム(牝2、栗東・松永昌博厩舎)に熱視線が送られている。
デビュー戦(阪神芝1600m)では2番手から上がり3ハロン最速となる35秒5の末脚を使い、2着ホウオウアマゾンに4馬身差をつけて完勝。レースではスタートも問題なく、勝負所でも鞍上の福永祐一騎手の仕掛けにしっかり反応。抜け出してもソラを使うことなく集中しており、センスの良さを感じさせた。
約2か月ぶりのレースとなるが、重賞制覇を達成し、今後の飛躍に繋げたい。
ショックアクション(牡2、栗東・大久保龍志厩舎)も、前走でスケール感あふれる走りを見せてファンを魅了した。
初戦の(阪神芝1400m)は2番手から直線入り口で先頭に立つも、後続から上がってきたライバルの強襲に屈して3着に終わった。だが続く未勝利戦(新潟芝1600m)では外4番手につけると、最後の直線で猛然と進出し、後続に4馬身差をつけての快勝。雨が降りしきり、稍重の馬場での1戦となったが、渋った馬場も苦にしないパワフルな走りを披露した。
一度この舞台を経験しているアドヴァンテージは大きいだろう。戸崎圭太騎手を背に重賞制覇を狙う。
ブルーシンフォニー(牡2、美浦・伊藤圭三厩舎)も侮れない。
新馬戦(東京芝1600m)では1枠1番を活かし、最内をロスなく進む。最後の直線では馬群に包まれてしまうも、鞍上の田辺裕信騎手は慌てることなく、外に進路を見出し、そこから切れ味鋭い脚を発揮して勝利。直線のロスを物ともせずに勝ち上がりを決めた。
前走で稀に見る瞬発力があることを証明しているだけに、日本一長い直線を持つ新潟マイルコースは、もってこいの舞台のハズだ。ここでも上位争いは必至だろう。
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