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JRAセントウルS(G2)グランアレグリアら有力馬続々回避で「G3降格」危機!? スプリンターズS(G1)王道トライアルの形骸化に警鐘も……

JRAセントウルS(G2)グランアレグリアら有力馬続々回避で「G3降格」危機!? スプリンターズS(G1)王道トライアルの形骸化に警鐘も……の画像1

 24日、今年の安田記念馬グランアレグリアと昨年のスプリンターズS勝ち馬タワーオブロンドンが10月4日に行われるスプリンターズS(G1)に直行で向かう予定ことがわかった。

 また、先週行われた北九州記念(G3)を勝利したレッドアンシェル、2着モズスーパーフレアも直行での参戦を表明。今週、札幌競馬場で行われるキーンランドC(G3)に出走を予定している有力各馬にしても、同じく直行が濃厚と見られている。

 そこで、メンバーの低レベル化に拍車がかかりそうなのが、スプリンターズSの前哨戦で唯一のG2となるセントウルSだ。

 2006年にG2へ昇格し、サマースプリントシリーズの総決算だけでなく、スプリンターズSの王道トライアルとして定着した本レースだが、今年はダノンスマッシュ、ビアンフェ、ミスターメロディ、セイウンコウセイらが出走を予定している。今春のG1で好走している馬はおらず、淋しいメンバー構成となりそうだ。

 有力馬がバラける一因として短距離路線の重賞が増え過ぎたことが考えられる。北九州記念にしても2006年からそれまでの芝1800mから芝1200mに距離が短縮され、スプリンターズSの前哨戦のひとつに位置づけられた。今週行われるキーンランドCも、同年まではオープン競走だったのだ。

 さらに、かつての“常識”だった「前哨戦を叩いて本番」という使われ方に変化が見られつつあることも、少なからず関係がありそうだ。近年の競馬界は調教技術の進歩もあり、休み明けの実力馬が直行でG1を使われるケースも決して珍しくなくなった。

 このような最近の流れからも、スプリンターズSまで中2週と間隔が詰まるセントウルS(G2)にメリットを感じる関係者が減少しているのかもしれない。

「昨年はタワーオブロンドンが、セントウルSに出走して優勝しましたが、当初はサマースプリントのチャンピオンを目指すべく挑戦したと見られていました。ですが、強い勝ち方を見せた上に体調の良さもあったため、予定になかったスプリンターズSに出走。結果的に2連勝を上げました。

また、例年であればセントウルSは阪神競馬場で開催されますが、今年は左回りの中京競馬場で開催。右回りの中山競馬場で行われるスプリンターズSとの親和性が低くなることも、多くの陣営が消極的になる理由だと思います」(競馬記者)

 日本では番組編成上の都合以外でのグレードレースの降格は滅多にないが、ヨーロッパやアメリカではG1レースが降格することはそれほど珍しいことではない。

 将来的にはセントウルSも、時代の変化とともに前哨戦としての存在意義を問われることもあるかもしれない。

 はたして、今年もこのレースからスプリンターズS優勝馬を出すことが出来るだろうか。

 過去10年でも5頭の勝ち馬を出している最有力ステップの底力に期待したい。

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