GJ > 競馬ニュース > シンハライト&ジュエラー考察  > 2ページ目
NEW

【徹底考察】桜花賞(G1)・シンハライト&ジュエラー 「2本の矢」が「王者」に届く可能性は――

【この記事のキーワード】, ,

血統診断

シンハライト
 全兄にラジオNIKKEI杯(G3)を勝ったアダムスピーク、半姉にローズS(G2)3着、チューリップ賞3着など牝馬クラシック戦線で活躍したリラヴァティ(父ゼンノロブロイ)がいる。全兄アダムスピークは弥生賞(G2)で1番人気に推されたが8着に惨敗。その後も皐月賞(G1)で最下位など、目立った成績を上げられなかった。ただ、それで早熟血統と決めつけるのは早計だ。アダムスピークの皐月賞の敗因は鼻出血であり、その後も屈腱炎の影響により本来の能力を出し切れていない可能性が高い。実際に半姉のリラヴァティは、古馬になってからも福島牝馬S(G3)2着するなど衰えはなかった。従って、この血統に関しては3歳の春頃からピークを迎えて、そのまま持続するという考え方が妥当か。ある程度、距離の融通性はありそうだが、オークス(G1)よりは桜花賞の方が適性は高そうだ。

ジュエラー
 新種牡馬ヴィクトワールピサの産駒だけに血統面ではまだ手探りの感もあるが、姉にフィリーズレビュー(G2)、函館スプリントS(G3)など重賞4勝を挙げたワンカラット(父ファルブラヴ)がいる。ただ、姉の場合はファルブラヴの産駒らしくスピードの持続力が問われる短距離で活躍。末脚も見事だったが、本馬とは異なり一瞬のキレで勝負するタイプだった。ちなみに半姉に愛知杯(G3)で2着したサンシャインもいるが、こちらはハーツクライ産駒らしく2000m前後で活躍した馬だった。以上から、本馬の血統は父となる種牡馬の距離適性が、そのまま反映される可能性が高い。ちなみにヴィクトワールピサは初年度産駒がなかなかの好発進を切っており、同世代のすみれS(OP)を勝ったジョルジュサンクと若葉S(OP)で2着したナムラシングンが皐月賞に駒を進めそうだ。種牡馬ヴィクトワールピサの判断材料はあまり多くないが、他の産駒や父のネオユニヴァースの傾向から推測すると中距離を中心に活躍する可能性が高い。もちろんマイルも守備範囲で、ダートや直線の坂、雨なども問題にしないパワーもありそうだ。

【徹底考察】桜花賞(G1)・シンハライト&ジュエラー 「2本の矢」が「王者」に届く可能性は――のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 東京ダービー(S1)JRA勢「大侵略」にTCKが対応策! 物議醸した「バルダッサーレ方式」アウトも根本的解決とは言えず……
  2. 「存在自体が奇跡」常識外の”近親交配”で生まれた怪物・エルコンドルパサーの強さと「伝説のG2」
  3. JRA元騎手・藤田伸二氏の「引退理由」を日本経済新聞が痛烈批判!?「木を見て森を見ない典型」と述べた騎手リーディングの本質とは
  4. 2017年クラシックに「ハーツクライ時代」到来!宿敵ディープインパクトを破り、春のクラシックに「魂の叫び」が響き渡るか
  5. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  6. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  7. モットーは「安くて走る馬」で有名な大物馬主が爆買い!? 高額落札2頭に計1億円オーバーの「奮発」した背景
  8. JRA「年度代表馬」史上最大のねじれ決着!? スペシャルウィーク白井元調教師らが”怒りの声”を上げたJRA賞の舞台裏
  9. JRA「勝てない騎手」が名門・池江泰寿厩舎所属で大出世!? 裏には競馬界の現状と「救いの手」が……
  10. 京王杯SC(G2)の危険な人気馬!? 関係者が明かした「復活が期待される4頭」で大勝負!!