
JRAセントウルS(G2)ダノンスマッシュ三浦皇成とコンビ続行は割引!? 川田将雅より悲惨な重賞成績にG1制覇さらに遠のくか
13日、中京競馬場ではスプリンターズS(G1)の前哨戦であるセントウルS(G2)が行われる。例年は阪神競馬場で行われるレースだが、今年は中京競馬場での開催というのも大きな特徴だ。
過去10年、波乱の大きかったレースも近4年は1番人気馬が4連勝中と堅い傾向が続いている。とはいえ、これとは逆のケースとなる阪神競馬場で行われた中京記念(G3)が18頭立ての最低人気メイケイダイハードの勝利で大波乱となったことは記憶に新しい。今年のコースが中京競馬場に替わることで波乱の余地もありそうだ。
1番人気が濃厚と見られているのはダノンスマッシュ(牡5、栗東・安田隆行厩舎)だ。昨年のスプリンターズSで3着に入り、同レースの覇者であるタワーオブロンドンに今年3月のオーシャンS(G3)で完勝。重馬場で力を発揮できなかった高松宮記念(G1)、距離の長かった安田記念(G1)では崩れたが、京王杯SC(G2)を勝利しているように短距離路線でトップクラスの実力を誇っている。
初コンビで8着に敗れた安田記念と同じく再び三浦皇成騎手と挑むことになるが、ダノンスマッシュ陣営にとって、コンビ続行がプラスとなるかどうかは疑問だ。同馬の近8戦中5戦で手綱を取った川田将雅騎手が、JRA重賞を長らく勝てていないことは確かである。ダノンスマッシュとコンビを組んだ3月のオーシャンSを最後に、”25連敗”と大不振に陥っている。
だが、重賞で勝負弱いという声のある川田騎手以上に、三浦騎手のJRA重賞成績が悲惨なことも見逃せない。
三浦騎手の直近のJRA重賞勝ちはフロンテアクイーンで制した昨年3月の中山牝馬S(G3)まで遡る必要がある。以降の成績は【0-5-2-59/66】、勝率0.0%、連対率7.6%、複勝率10.6%と振るわない。先週の新潟記念でついに66連敗となってしまった。
「ダノンスマッシュはファルコンS(G3)を7着、2年連続で出走した高松宮記念でも4着、10着と中京競馬場は3戦全敗しています。G3とはいえ、阪神開催ならともかく今年は中京での開催だけに、これは気になる材料ですね。
さらに追い打ちを掛けるのが約1年半もの間、重賞勝ちのない三浦騎手とのコンビです。有力馬が多数回避したため、人気が集中しそうですが、取りこぼしも十分ありそうです」(競馬記者)
本番のスプリンターズSには、グランアレグリア、インディチャンプ、モズスーパーフレアらの強敵が揃うだけに、ダノンスマッシュも前哨戦では負けられないところ。
悲願のG1制覇のためにも、ここでしっかりと結果を出しておきたい。
PICK UP
Ranking
17:30更新引退・種牡馬入りが一転して現役復帰!? 数奇な運命をたどることになった競走馬たち
武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 「元イエスタカス」ダッシングブレイズ重賞制覇に高須院長も「イエス」!? 名前に翻弄された素質馬の飛躍が話題
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- JRAヴィクトリアマイル(G1)至高の”1000円”勝負!現場ネタが導く「アノ伏兵」が波乱を!?
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
関連記事
JRA安田隆行厩舎が“自己ワースト”を更新中……セントウルS(G2)「鉄板級」ダノンスマッシュは窮地を救えるか
JRAレース史上「最多5勝」武豊騎乗トゥラヴェスーラが実績馬に挑戦! ミスターメロディ&ダノンスマッシュは「中京開催」で明暗?【セントウルS(G2)展望】
JRA安田記念(G1)「3頭出し」全滅の大誤算……ダノンキングリー、ダノンプレミアム、ダノンスマッシュを襲った「前日の不運」とは
JRA驚異の「回収率725%」三浦皇成、安田記念(G1)は相性抜群! 初コンビ・ダノンスマッシュで見えた悲願のG1制覇
JRAダノンスマッシュ安田記念(G1)へ! 「鞍上未定」も、初のダノンG1・3頭出しは「馬券圏内」確実!?