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JRA安田隆行厩舎が“自己ワースト”を更新中……セントウルS(G2)「鉄板級」ダノンスマッシュは窮地を救えるか

JRA安田隆行厩舎が自己ワーストを更新中……セントウルS(G2)「鉄板級」ダノンスマッシュは窮地を救えるかの画像1

 13日(日)、スプリンターズS(G1)の前哨戦、セントウルS(G2)が中京競馬場で行われる。7日現在、『netkeiba.com』の予想オッズで単勝1.9倍の断然人気に支持されているのがダノンスマッシュ(牡5歳、栗東・安田隆行厩舎)だ。

「周知のように、ダノンスマッシュは前哨戦にめっぽう強く、ここは鉄板級とみられています。すでに重賞を5勝していますが、すべてG2かG3でその成績は『5-1-0-2』。しかしG1になると途端に力を発揮できず、その成績は『0-0-1-6』です。得意の前哨戦に加え、距離も1200mに戻るここはまず負けられないでしょう」(競馬誌ライター)

 安田記念(G1)以来、約3か月ぶりのレースとなるが、坂路を中心に乗り込み量は豊富。3日(木)の1週前追い切りでは、栗東坂路でこの日の一番時計をマークするなど、調整過程はすこぶる順調だ。

 不安があるとすれば、今年のセントウルSが中京競馬場で開催される点だろう。ダノンスマッシュは、左回りコースを通算「1-1-0-5」とやや苦手にしている。しかし、2走前の京王杯SC(G2)を快勝し、この課題をすでに克服したといってもいいだろう。三浦皇成騎手とも2度目のコンビで、悲願のG1制覇へ向けて、前哨戦では格の違いを見せたいところだ。

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 鞍上の三浦騎手にとってもG1制覇は同じく悲願。これまでJRAの重賞を通算13勝しているが、G1制覇には至っていない。

「1年目に91勝を挙げるという衝撃のデビューから早12年。これまでG1制覇のチャンスは何度かありましたが、惜しい2着が2回、3着が7回とその壁を破れないまま30歳を迎えてしまいました。そろそろビッグタイトルを手にしたいところでしょう」(同)

 一方、ダノンスマッシュを管理する安田隆行調教師はJRAのG1を通算10勝している名伯楽だ。しかし、その10勝はすべて2010年12月から13年9月の約2年10か月という短い期間に挙げたもの。

 もともと安田隆調教師も1995年の開業後はなかなかG1を勝てず、初制覇はトランセンドで制した2010年のジャパンカップダートだった。開業16年目、G1通算33戦目での悲願達成だった。

 その後は、カレンチャンとロードカナロアという名馬を育て上げ、G1タイトルを次々に獲得。そんな安田隆調教師も国内G1制覇は13年のスプリンターズSを最後に丸7年遠ざかっている。

 この7年間でG1レースにのべ37頭を送り込んできた安田調教師だが、G1の高い壁に阻まれてきた。気付けば、開業から初G1制覇までの32連敗を更新する37連敗中である。

 1か月後に迫ったスプリンターズSで久々の勲章を手に入れるためにも前哨戦では負けるわけにいかない。

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