JRA驚異の「回収率725%」三浦皇成、安田記念(G1)は相性抜群! 初コンビ・ダノンスマッシュで見えた悲願のG1制覇

7日、東京競馬場で安田記念(G1)が行われる。“ダノン”3頭出しの1頭、ダノンスマッシュ(牡5歳、栗東・安田隆行厩舎)は、三浦皇成騎手を背に久々のマイル戦で一発を狙う。
騎乗する三浦騎手は、今年1月上旬に落馬事故に巻き込まれ負傷。約2か月のリハビリを経て、3月に復帰を果たした。戸崎圭太騎手の長期離脱や美浦所属騎手の“体たらく”もあるが、2か月のハンデを背負いながらも、現在関東リーディング3位タイの29勝を挙げている。先週は4勝の固め打ちを見せ、33勝で関東トップに立つ吉田隼人騎手を逆転する勢いだ。
三浦騎手の今年の勝率は14.1%。デビューした2008年に記録した自己ベストの11.6%を大幅に上回る数字を残している。残り7か月間、ケガさえなければ、昨年2勝差で逃した関東リーディング獲得の可能性はかなり高いのではないだろうか。
そんな三浦騎手は、G1でも存在感を見せている。先週の日本ダービー(G1)は6番人気のヴァルコスに騎乗し14着に敗れたが、先月17日のヴィクトリアマイル(G1)では12番人気のトロワゼトワルで絶妙なペースの逃げを打ち、4着に粘った。残り200mの地点でアーモンドアイにはかわされたが、最後まで3着争いに加わった。馬の能力を最大限引き出した三浦騎手の好騎乗だったといえるだろう。
そのトロワゼトワルとダノンスマッシュには「安田隆行厩舎×ロードカナロア産駒」という共通点がある。同じ東京マイルの舞台で同じような展開に持ち込めれば、人気上位馬に一泡吹かせる可能性もあるはずだ。
三浦騎手にとって安田記念は過去4回の騎乗で3度馬券圏内という非常に相性がいいレース。複勝回収率では「725%」という驚異の数字を誇っている。前回の2014年は、テン乗りでブービー16番人気のグランプリボスを2着に導いた。その時に演じたジャスタウェイとのハナ差の大接戦は、三浦騎手にとってG1制覇に最も近づいた瞬間でもあった。通算89度目のJRA・G1挑戦で悲願達成を狙う。
騎乗するダノンスマッシュは前走の京王杯SC(G2)で苦手といわれた左回りを克服。D.レーン騎手の好騎乗もあって、久々の距離延長にも対応した。今回はさらに1ハロン延長という難題を突破できるだろうか。
「父のロードカナロアも5歳時に距離延長が不安視された安田記念を制覇しました。父はレース前の時点で国内外のスプリントG1をすでに3勝しており、実績面で父には全く及びません。しかし、前走の粘り腰を見る限り、うまく先手を取れればしぶとさは見せてくれると思いますよ」(競馬誌ライター)
近年まれに見る強豪がそろった今年の安田記念。好調の三浦騎手に導かれ、ダノンスマッシュは波乱の立役者となれるだろうか。
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