
JRA「武豊×清水久詞」がキタサンブラック旋風再び!? 近親にダービー馬の大物候補で名コンビが「3年ぶり」に大暴れか
今年6月、現役時代にG1・7勝を挙げたキタサンブラックが史上34頭目の顕彰馬に選出された。北島三郎オーナー(名義は大野商事)と武豊騎手のコンビで社会現象を巻き起こし、生涯獲得賞金は歴代1位の18億7684万3000円。名実ともに歴史に残る名馬である。
キタサンブラックの引退から早くも3年が過ぎようとしている。再び、旋風を巻き起こす期待がかかる1頭が今週末にデビューする。
13日、中京5Rの新馬戦(芝2000m)に出走予定のジオフロント(牡2歳、栗東・清水久詞厩舎)だ。
かつてキタサンブラックで競馬界を席巻した「武豊騎手×清水久詞調教師」のタッグでデビューするジオフロント。祖母がブロードアピールで、従兄弟にワグネリアンがいる注目の血統馬だ。
兄姉は5頭がJRAでデビューして、全頭が勝ち上がり。これは高い能力を持つ血統であることの裏付けと言えるだろう。また、先週の未勝利戦で従兄弟のヴィルヘルムが勝ち上がっており、勢いもある血統だ。
1週前追い切りは栗東CWコースで6ハロン84秒5、ラスト12秒8をマーク。併せた僚馬(2歳新馬)に半馬身先着しており、乗り込み十分で本番を迎える。清水調教師は「ジワっとエンジンがかかるので、長い距離は合いそう。気性も素直で、折り合いはつくと思う」とコメントしており、デビュー戦から期待が持てそうだ。
だが、「武豊騎手×清水調教師」のコンビは、現在不振が続いている……。
キタサンブラックが引退した2017年の有馬記念(G1)以降、同コンビで30戦するも、わずか1勝で勝率3.3%の体たらくだ。16~17年はキタサンブラックの活躍があったとはいえ、36戦9勝で勝率25%だったことを考えれば寂しい数字である。
さらに清水厩舎はキタサンブラック以降、重賞ウィナーはメールドグラースしか輩出していない。久々に大物が誕生することが待ち望まれている。
「清水厩舎の2歳馬の中ではシュヴァリエローズが期待馬でした。しかし、新潟2歳S(G3)で5着に敗れて、今後に暗雲が立ち込めることになってしまいました。その分、ジオフロントにかかる期待は大きくなりそうです」(競馬記者)
かつて武豊騎手はキタサンブラックについて「(騎乗できたことが)騎手冥利に尽きる」と語った。ジオフロントもそんな1頭になることができるだろうか。
まずは新馬戦を無事に勝ち上がることに期待したい。
PICK UP
Ranking
11:30更新JRA G1未勝利騎手の「匂わせ」発言がプチ炎上!? 「もはやトップとかG1への憧れはそんなにない」ファンから批判に晒された騎乗スタンスの真意とは
アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- 2度の屈腱炎を克服した「不屈」の実力馬がいよいよ復帰! ナリタブライアンの「同期」はG1制覇、鳴尾記念勝利ヨーホーレイクに続けるか
- JRA「致命的な不利」に武豊が検量室で怒り爆発!? 後のダービー馬を襲った「痛恨」アクシデント
- 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!