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JRA秋の中山開催で押さえるべきポイントはコレ! 騎手・調教師・馬主・コース・人気を徹底検証!

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■馬主

 JRAの全競馬場にはそれぞれ馬主協会があり、中山競馬場にも中山馬主協会がある。中山開催時には協会に所属する馬主の馬が多く出走する傾向にあり、やはり勝負気配も高い様子。昨年の9月中山開幕週は、土日で中山馬主の所有馬9頭が勝利しているし、2018年には重賞の紫苑ステークス(G3)と京成杯オータムハンデ(G3)をともに中山馬主の馬が勝利しているほど。

・2019年
土曜
中山 1R シンプルゲーム   吉田和美氏
中山 4R ニーマルサンデー  板橋秋氏
中山 7R エイプリルミスト  サンデーレーシング

日曜
中山 4R イチゴミルフィーユ 保坂和孝氏
中山 5R シャインガーネット 山口功一郎氏
中山 6R アルマスティング  コウトミックレーシング
中山 9R サトノエルドール  サトミホースカンパニー
中山10Rレッドアネラ    東京ホースレーシング
中山12Rリフトトゥヘヴン  丸山担氏


・2018年
土曜
中山 3R ゴロンドリーナ   吉田和美氏
中山 7R アルマユディト   コウトミックレーシング
中山11Rノームコア     池谷誠一氏(紫苑S)

日曜
中山 7R フェンドオフ    杉田周作氏
中山 8R レッドシルヴィ   東京ホースレーシング
中山11Rミッキーグローリー 野田みづき氏(京成杯AH)

 この中では2年連続秋の中山開幕週で勝利している吉田和美氏が要注意で、開幕週以降も目が離せない存在。特に中山ダートを得意としており、今年は勝率28.6%、昨年は勝率35.3%・連対率41.2%という好成績だ。

 他の中山馬主ではサトノでお馴染みのサトミホースカンパニーも狙い目。中山の芝では勝率25%・連対率41.7%を記録。ダートでも勝率18.2%・連対率36.4%と高い数値で、これは東京・阪神・京都などの中央場所で最も高い。

 また出走回数は少ないものの、ダノンでお馴染みのダノックスは中山で12戦4勝、勝率33.3%・連対率50%と高い数字。中山馬主協会に所属する馬主だけに、やはりここは力が入るいるところだろう。

 逆に意外なのが金子真人ホールディングスだ。なんと今年の中山は芝で12戦未勝利、ダートでも12戦未勝利と勝率0%。芝の連対率8.3%は東京の34.8%と比較にならず、これは買えない数字だ。

■コース

 秋の中山開幕週の芝は絶好のコンディションであることが多く、内枠と先行馬の好走が目立つ。昨年の開幕週を振り返ると、特に1枠は12番人気馬の激走など土日12レースで8頭が馬券に絡んでいる。

 また芝で1~3着に好走した馬は36頭中35頭が、4コーナーの時点で8番手以内の位置取り。後方からの追い込みはほぼ届かないとみていい。特に重賞は紫苑ステークスも京成杯オータムハンデも、上位3頭はスタートからゴールまで4番手以内に先行しての好走。これらの傾向は開幕週から2週目あたりまでは続くので、ぜひ覚えておこう。

■人気

 昨年の開幕週はすべて7番人気以内の勝利。3着以内でも10番人気以下はわずか3頭しかいなかった。1番人気は土日24レースで13勝2着5回、勝率54.2%・連対率75%とかなりのハイアベレージ。力のある先行馬がそのまま結果を出しており、開幕週は人気上位の好走が目立つと考えていいだろう。

・2019年:9月中山開幕週

土曜
1番人気4勝2着4回
2番人気4勝2着2回
3番人気1勝2着1回
4番人気1勝2着1回
5番人気1勝2着2回
6番人気1勝2着1回

日曜
1番人気9勝2着1回
2番人気1勝2着3回
3番人気0勝2着0回
4番人気1勝2着2回
7番人気1勝2着3回

 以上を踏まえると、今週の中山で馬券を買うときに見るべきポイントは、まず安定度抜群の1番人気を連軸とし、鞍上は中山で安定した成績を示しているか、管理するのは中山で結果を出している調教師かをチェック。この3つに中山馬主が絡めば、かなり勝負度合いが高いとみていいだろう。

 そして脚質が先行馬であれば大幅プラスで、内枠に入ればさらに鉄板級の狙い馬となる。秋の中山開催は傾向がはっきりしており馬券的にも狙いやすいので、ぜひこれらのデータを参考に勝負してほしい。

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