JRA池添謙一スプリンターズS(G1)「無念の降板」に意外な救世主登場!? 「代打の神様」が”新パートナー”とグランアレグリアに挑戦状

8月に行われたキーンランドC(G3)を制したエイティーンガール(牝4、栗東・飯田祐史厩舎)が、池添謙一騎手とのコンビで10月4日のスプリンターズS(G1)へ向かうことがわかった。
エイティーンガールは坂井瑠星騎手が主戦を任されていた馬だったが、坂井騎手は21日の中京9R金山特別(1勝クラス)でキングオブドラゴンに騎乗して外側に斜行。同騎手は7月11日にも不注意騎乗が原因で騎乗停止処分を受けており、短期間に同様の不注意騎乗を繰り返し行ったことを考慮し、JRAから10月3日から11日まで9日間の騎乗停止処分が下された。
初G1勝利を目指した坂井騎手には痛恨だった上に、G1目前で主戦騎手を失うこととなったエイティーンガール陣営としても大誤算だっただろう。
だが、このタイミングで池添騎手がまだ空いていたことは、ラッキーだったかもしれない。それはスプリンターズSを前に、ちょっとした”鞍上問題”が発生していたからに他ならない。

池添騎手はグランアレグリアとのコンビで出走した安田記念(G1)で、史上初となる芝G1・8冠を目論んだC.ルメール騎手とアーモンドアイの野望を打ち砕いた。レース後には「これからチャンスがあるなら、この馬にずっと乗っていたいと思います」とコメントし、継続騎乗をアピールしていた。
グランアレグリアはルメール騎手が主戦を務めていた馬だったが、ルメール騎手にはタワーオブロンドンというもう1頭のお手馬もいたからである。陣営が秋の目標をスプリンターズSと発表した際、ルメール騎手に戻るのか、それとも池添騎手とのコンビ継続があるのかにも大きく注目が集まった。
しかし、意外な形でこの鞍上問題は決着する。
2頭を管理している藤沢和雄厩舎から、調整が遅れていたタワーオブロンドンはスプリンターズSを回避、グランアレグリアはルメール騎手との再コンビが発表されたのである。
安田記念に続いてコンビ続行を熱望していた池添騎手の想いは届かず、無念の降板となってしまった。
その後もスプリンターズSで騎乗予定のなかった池添騎手にとっても、坂井騎手の騎乗停止というアクシデントという、思わぬ形でエイティーンガールの騎乗依頼が舞い込んだ。
池添騎手は昨年の朝日杯FS(G1)を14番人気グランレイで3着、今年の日本ダービー(G1)を10番人気ヴェルトライゼンデで3着、宝塚記念(G1)を12番人気で3着に導いているように、G1レースで穴馬に騎乗すると非常に怖い騎手である。
「池添騎手はエイティーンガールにこれまで5戦騎乗していることもあり、癖は掴んでいるでしょう。若手の坂井騎手とのコンビで重賞初勝利を挙げたとはいえ、G1での経験の豊富さや勝負強さでは、まだまだ池添騎手には敵いません。
坂井騎手には大きなチャンスだったことは間違いありませんが、陣営としては最高の騎手が空いていたといえそうです。因縁のある相手だけに、池添騎手も大金星を挙げる気満々でしょうね」(競馬記者)
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