GJ > 競馬ニュース > 【徹底考察】 ロードクエスト
NEW

【徹底考察】マイルCS(G1) ロードクエスト「マイル界のホープは富士Sで何故惨敗したのかを徹底解説。致命傷となった『2つのロス』とは」

【この記事のキーワード】, ,
loadquest.jpgロードクエスト(競馬つらつらより)

『考察』

 もしかしたら、本来はこのマイルCS(G1)を1番人気で迎えるはずだったのかもしれない。

 近年稀に見るハイレベルと言われている3歳世代の中で、確固たる地位を築いていたロードクエスト。NHKマイルC(G1)2着という実績を引っ提げて挑んだ秋初戦の京成杯オータムH(G3)は、単勝2.8倍の1番人気に応えて見事に快勝。マイル路線に大きく名乗りを上げた。

 だが”落とし穴”はその先に待っていた。

 イスラボニータやヤングマンパワーなど、京成杯オータムHよりもさらにメンバーが強化されたにもかかわらず、単勝は2.1倍とますます支持が高まった前走の富士S(G3)。

 だが、そこでロードクエストは11頭中の9着に惨敗し、一気に評価を下げている。

 表面的な敗因は「最初の3ハロンが36.3秒という極端に遅い流れを後方から追走し、前にいた馬に高速上がりを使われたために成す術なく敗れた」とされている。実際に主戦の池添謙一騎手も「レースの上りが速くなって、この馬にはきつい競馬になってしまった」とコメントしているように、決して間違っているわけではないようにも思える。

 ただ、何故こうなってしまったのかということに関しては、もう少し分析する必要がありそうだ。

 まず、富士Sにおいてロードクエストは「出遅れた」といわれているが、厳密には出遅れていない。レースのVTRを見れば明らかだが、ゲート自体は普通に出ている。ただし、その直後にダッシュが付かず、大きく置かれているのだ。

【徹底考察】マイルCS(G1) ロードクエスト「マイル界のホープは富士Sで何故惨敗したのかを徹底解説。致命傷となった『2つのロス』とは」のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  2. JRA横山典弘騎手「史上最悪のポツン」が日本の頂点に!? 断トツ最下位で「ダービーの冒涜」大批判を集めた馬がレイデオロと並ぶ
  3. ミスターシービー、ウオッカ、ヒシマサルの意外な共通点…馬名の由来は興味深いエピソードの宝庫【競馬クロニクル 第47回】
  4. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  5. 武豊が「告白」宝塚記念(G1)キタサンブラック大敗劇で「最大の敗因」とされるサトノクラウンの”荒技”の影響……凱旋門賞消滅への思いと「雪辱の秋」へ<2>
  6. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  7. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  8. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
  9. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  10. M.デムーロ「干され疑惑」に元JRA藤田伸二氏が反論!? 「ミルコは超絶上手いよ!」悩めるイタリアン不振最大の理由は「○○」にある?