真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.11.16 09:22

【徹底考察】マイルCS(G1) ロードクエスト「マイル界のホープは富士Sで何故惨敗したのかを徹底解説。致命傷となった『2つのロス』とは」
監修=永谷 研(美浦担当)
つまりは、明らかに脚がなくなり「バテていた」ということだ。
これまで一度も「マイルが長い」どころか、2000mのホープフルSで2着、ハイレベルな日本ダービーでさえレッドエルディストやプロディガルサンと互角の競馬をしていたロードクエストが、何故富士Sでスタミナが切れたのか。それもスローペースを後方から競馬をして。
その答えこそが、『考察』で述べた「スタミナ的なロス」である。言い換えれば、道中でずっと力んでいたことが原因だ。そして、これが不可解な惨敗に終わった富士Sの最も大きな敗因と考えられる。
その上で率直に述べると、本馬にはスタート直後の不利がなければ、上がり1位を記録したガリバルディ以上の脚を使えていた可能性がある。少なくとも直線の入り口で一瞬伸びかけた脚は、相当なものだった。
無論、それで富士Sを勝てたのかと問われると、さすがに難しかったのではないか。事実、本馬と同じような位置から上がり最速の33.4秒を使ったガリバルディは、勝ち馬から0.3秒差の5着。先行馬に相当有利な流れであり、ロードクエストには33.1秒以上の脚が要求されたということだ。
ただし、スタート直後の不利がなければ、最低でも上位争いをしていた可能性は極めて高い。
したがって、富士Sは「度外視」して考えた方が良さそうだ。初の京都見参ながら陣営はすでに”栗東留学”を敢行しており、このレースに懸けている。3歳馬は斤量の恩恵が1kgになって以降、苦戦が続いているが軽視は禁物ではないだろうか。
(監修=永谷 研(美浦担当))
PICK UP
Ranking
5:30更新「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- JRA日本ダービー(G1)栗東からサートゥルナーリアの「(秘)情報」! ライバル筆頭「ヴェロックス」の話も
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
- 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
- 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?