GJ > 競馬ニュース > オールカマー伝説の大逃げ  > 2ページ目
NEW

JRA史に残るオールカマー伝説の大逃げ ~君はツインターボを知っているか?~

【この記事のキーワード】,

 ツインターボはなぜ逃げ続けたのか、筆者は以前同馬を管理していた笹倉調教師に話を聞いたことがある。笹倉氏によれば、ツインターボは「とにかく繊細で怖がりだった。それを周りに悟らせないため、逃げに徹した」とのことだった。つまりツインターボの大逃げは、同馬の弱点を補うための戦法だったのである。ちなみに地方交流重賞の帝王賞に出走した時は、出遅れて逃げることができなかったが、JRAに出走した22戦はすべて逃げている。そして重賞3勝という見事な成績を残したのである。

 今ではツインターボのような、大敗か圧勝かというレースを見る機会は少ない。確かにツインターボの逃げはリスクもあったが、間違いなくファンの記憶に残るものであった。競馬において記録が大事なのは間違いないが、記憶に残る馬もファンにとって立派な名馬である。そしてそういった馬こそが、長く競馬ファンに語り継がれていくのである。

 ツインターボの逃げは、まさに生き様だった。そんな生き様を見せてくれるレースが見てみたいものである。

JRA史に残るオールカマー伝説の大逃げ ~君はツインターボを知っているか?~のページです。GJは、競馬、, の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
  2. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  3. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  4. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  5. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  6. 宝塚記念(G1)団野大成「謎降板」に関西若手のエースが関係!? 武豊の不可解な登場と突然のフリー発表…関係者を激怒させた「素行不良」の舞台裏
  7. JRA音無秀孝調教師「北村友はクビだな」から9年。 10年目の数奇な巡り合わせ「あのレース名」で思い出される「信頼」は取り戻せるのか
  8. JRA川田将雅「北村友一斜行」に激怒か。「不利を受けたなんて言うのは10年早い」数々の伝説と「これでも丸くなった」説
  9. JRA武豊「繰り返された愚行」に安藤勝己氏も困惑……故・近藤利一さんを怒らせた敗戦から15年、またも追いかけたディープインパクトの幻想
  10. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?