真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.11.17 09:23

戸崎VSルメールによる熾烈なリーディングジョッキー争い。エージェントも絡む「最強タッグ戦」の鍵を握るのはやはり社台グループか。
編集部
ちなみにエージェントは一人当たり3名の騎手と1名の減量騎手を抱えることができるため、中村氏も豊沢氏も他に有力ジョッキーを抱えている。中村氏は戸崎騎手以外に内田博幸騎手、そして短期免許で来日中のムーア騎手を担当。豊沢氏はルメール以外に浜中俊騎手と若手の城戸騎手を抱えている。つまり東西のトップジョッキーをこの2名がまとめている状況なのだから、この二人に多くの厩舎から有力馬の騎乗依頼が届くのは当然だろう。
そして彼らエージェントは多くの騎乗依頼の中から、より勝利のチャンスがある馬を戸崎やルメールに手配し、2番手以降の評価の馬を内田騎手やムーア騎手に回しているのが現状だ。
例えば先週の12日京都10Rの観月橋ステークスでは、1番人気のオールブラッシュにルメールが騎乗し見事1着、2番人気ブチコに浜中騎手が騎乗してたが8着に敗退。ブチコは前走ルメールで勝ち上がっていたが、今回ルメールを他の馬に乗せたように、勝負気配が高かったのはオールブラッシュだったということだろう。
ちなみに戸崎騎手は13日の日曜日にエリザベス女王杯が行われる京都に遠征せず、東京で勝ち星量産を狙ったようだ。この日は9頭の騎乗のうち6頭が1番人気と良質の馬を確保し、キッチリ3勝をあげた。もし戸崎騎手がアウェイの京都に遠征していても、このような良質な馬を確保することは難しく、勝ち星を挙げることは適わなかっただろう。つまり先週に関して言えば、戸崎騎手もエージェントの中村氏もエリザベス女王杯の騎乗よりも地元での勝利を優先したわけだ。
基本的に関東の厩舎関係者は、関西のルメールよりも同じ関東の戸崎騎手を応援しているとのこと。社台グループがルメールやムーアを優先して指名しない限り、今後関東の有力馬は戸崎騎手に集結しリーディング獲得をバックアップするだろう。
PICK UP
Ranking
5:30更新「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
宝塚記念(G1)団野大成「謎降板」に関西若手のエースが関係!? 武豊の不可解な登場と突然のフリー発表…関係者を激怒させた「素行不良」の舞台裏
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
- 未勝利ルーキーが「深刻理由」で乗鞍激減!?度重なる失態に師匠からはお灸、エージェントも契約解除の大ピンチ
- JRA「出禁」になったO.ペリエ「税金未払い」騒動!? L.デットーリ「コカイン使用」K.デザーモ「アルコール依存症」過去の”外国人騎手トラブル”に呆然……
- 【阪神C(G2)展望】武豊“マジック”でナムラクレア、ママコチャを破った重賞馬が待望の復帰戦! 短距離界の有馬記念に豪華メンバーが集結
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- 天才の息子・福永祐一は何故「天才」と呼ばれないのか? 「漁夫の利」に集約されたシュヴァルグランでの「決意」に落胆