GJ > 競馬ニュース > エージェントも絡む「タッグ戦」  > 2ページ目
NEW

戸崎VSルメールによる熾烈なリーディングジョッキー争い。エージェントも絡む「最強タッグ戦」の鍵を握るのはやはり社台グループか。

【この記事のキーワード】, ,

 彼らは騎手と契約し、騎手の代理となって週末の騎乗馬を確保するのが仕事だ。報酬は獲得賞金(進上金)の5%といわれているが個人差もあるだろう。このエージェントはスポーツ紙や競馬専門誌に所属する記者が副業としてやる場合もあれば、記者の立場にないフリーな関係者がエージェントになるケースもある。いずれにせよ現代競馬において騎手が良質な馬に乗れるかどうかは、エージェントの営業力と人脈と信頼関係にかかっているといえるのだ。

 戸崎騎手のエージェントである中村剛志氏は、元々は金沢競馬の騎手だったが、騎手を引退して当時大井競馬に所属していた内田博幸騎手のエージェントとして活動を開始。本人の名刺を見ると有限会社ヒットメーカーの代表取締役で内田博幸騎手のゼネラルマネージャーとなっていたが、法人としての活動はないようだ。その後内田騎手のJRA移籍に伴い中村氏もJRAのエージェントとして活動。さらに戸崎騎手がJRAに移籍後は戸崎騎手のエージェントとしても活動するようになった。

 中村氏も戸崎騎手も今年の目標は間違いなく三年連続のリーディングジョッキーになることだろう。ライバルはルメールのみであり、その栄冠に手が届くところまで来ているのだから。ちなみに中村氏と内田博幸騎手は2009~2010年に二年連続リーディングジョッキーを獲得したものの、2011年は落馬負傷と長期休養で3年連続リーディングジョッキーを逃した過去がある。

 対するルメール騎手のエージェントは関西の競馬専門誌・競馬ニホンの記者である豊沢信夫氏。表舞台に出ることは少ないが、関西の大手厩舎や社台グループ関係者と密接に連絡を取り合い、有力馬の多い関西馬をうまくやりくりしている。もともとデムーロも担当していたが、今はケイバブックの井上政行氏がエージェントとなっている。

戸崎VSルメールによる熾烈なリーディングジョッキー争い。エージェントも絡む「最強タッグ戦」の鍵を握るのはやはり社台グループか。のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  2. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  3. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  4. JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
  5. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  6. JRA「致命的な不利」に武豊が検量室で怒り爆発!? 後のダービー馬を襲った「痛恨」アクシデント
  7. JRA G1未勝利騎手の「匂わせ」発言がプチ炎上!? 「もはやトップとかG1への憧れはそんなにない」ファンから批判に晒された騎乗スタンスの真意とは
  8. 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
  9. 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
  10. 武豊を「激怒」させた地方騎手が心中を吐露……交流G1完全制覇を阻まれた「疑惑」のJBCレディスクラシック(G1)を振り返る