GJ > 競馬ニュース > 川田将雅 あの「悲劇」の涙から10年  > 2ページ目
NEW

JRA川田将雅「この子は何も悪くない」スプリンターズS(G1)あの「悲劇」の涙から10年。師匠・安田隆行調教師に送る「感謝」のG1勝利へ

 58.5㎏のトップハンデ。決して状況は楽ではなかったはずだ。しかし、この日の川田騎手は冷静であった。スタートからじっくりと後方で脚を溜めると、直線ではスムーズに外へ持ち出し見事勝利をもぎ取った。

 レース後、川田騎手は安堵の気持ちからか、感極まって涙した。

「この子は何も悪くない。僕が下手なばかりに申し訳ないことをした。今は、ありがとうと言いたい」と馬を労う感謝の気持ちを口にした。

 その後、リーディング上位の騎手へと成長を遂げた川田騎手。ファインニードルで高松宮記念、スプリンターズSを春秋連覇するなど、スプリントG1でも快挙を成し遂げている。川田騎手の心の中には、きっとダッシャーゴーゴーやその関係者、師匠・安田隆行調教師への感謝の気持ちもあっただろう。

JRA川田将雅「この子は何も悪くない」スプリンターズS(G1)あの「悲劇」の涙から10年。師匠・安田隆行調教師に送る「感謝」のG1勝利への画像2

 そんな成長を遂げた川田騎手が、今回のスプリンターズSで手綱を握るのがダノンスマッシュ(牡5歳、栗東・安田隆行厩舎)だ。

 ダッシャーゴーゴー以降、カレンチャン、ロードカナロアでスプリント界を席巻した安田調教師。ただ、その背中には川田騎手の姿はなかった。

「悲劇」のスプリンターズSから約10年。

 あの時と同じ安田調教師がダノンスマッシュに川田騎手を乗せ続けるのも、あの時の記憶がまだ残っているのではないだろうか。

 師弟コンビで挑むスプリンターズS。

「いまの将雅なら……」

 そんな気持ちが、安田調教師にはあるのかもしれない。

JRA川田将雅「この子は何も悪くない」スプリンターズS(G1)あの「悲劇」の涙から10年。師匠・安田隆行調教師に送る「感謝」のG1勝利へのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 皐月賞馬、ダービー馬不在の菊花賞を勝ったのは?
  2. 巷に出回る川田将雅「長距離苦手説」をデータで検証、阪神大賞典(G2)で気になる「13年未勝利」の課題…リーディングジョッキーの意外な過去
  3. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
  4. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  5. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  6. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  7. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  8. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  9. 新たな「武豊信者」の馬主候補が登場!? SNSにツーショット写真を投稿し26年来の「レジェンド愛」を語った人物とは
  10. ブレスジャーニー再び「主役」へ5馬身ぶっちぎり!「サラブレッド射殺事件」を乗り越えた”強い3歳馬”の真打ちが復活!?