
JRAシリウスS(G3)浜中俊「またも斜行」で騎乗停止……「もういいでしょう」から3年、自身初のフェアプレー賞視野もご破算に
3日、中京競馬場で行われたシリウスS(G3)は、1番人気のカフェファラオが優勝。3歳世代トップの呼び声も高い大器が「真のダート王」へ、単勝1.7倍に応える堂々の秋・始動戦を飾った。レース後には「G1を勝てるポテンシャルがある」と最大級の評価を送っている。
一方、このレースで最下位に沈んだのが、同じ3歳馬のダイメイコリーダだ。
ここまで2勝ながら、7月のジャパンダートダービー(G1)で2着し、カフェファラオにも先着していたダイメイコリーダ。実績的には3歳ダートの「No.3」と言えるほどの強豪だが、陣営が「まだ本当に強い馬とはやってない」と慎重な姿勢を示したこともあって、この日は5番人気という評価だった。
しかし、それでも前の馬から6馬身も離された、最下位16着に沈むような馬ではないハズだが……。
「レース後、鞍上の松山弘平騎手が『4コーナーで大きな不利があった。参考外だと思います』と話していた通り、4コーナーでメイショウワザシに進路を塞がれる不利がありました。あれがなければと思える手応えでしたし、陣営としても納得できない結果だったのは間違いないでしょうね」(競馬記者)
メイショウワザシに騎乗していたのは浜中騎手だったが、4コーナーで加速した際に内側へ斜行。隣にいたダイメイコリーダの進路を塞ぐ格好となり、松山騎手が手綱を引いて立ち上がりそうになるシーンがあった。
まさに勝負所を迎える直前に受けた致命的な不利によって、ダイメイコリーダは完全に意気消沈……。ズルズルと後退すると集団から大きく遅れ、松山騎手も失意のままゴールせざるを得なかったようだ。
この結果を受け、JRAからは浜中騎手に対して17日から25日までの9日間(開催4日間)の騎乗停止処分が下っている。
これには、レースを見守っていた競馬ファンからもSNSや掲示板を通じて「まったく後ろを気にせず突っ込んでる」「これは騎乗停止だろな」「ダイメイコリーダから(馬券を)買ってたのに」など、浜中騎手への批判が殺到……。
中でも多かったのは「また、浜中か」という声だ。
PICK UP
Ranking
5:30更新JRA「謎の主取り」ディープインパクト産駒「大盛況」も唯一の敗者……セレクトセール「平均2億円」ディープ特需に埋もれた“13番目の男”とは
JRA“6億円馬”ディナシー「セレクトセール最高落札馬は走らない」負の格言代表的存在が繁殖牝馬セールへ
アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- キタサンブラック産駒を超高価格で落札「謎の購買者」が2年連続で話題に? 昨年の落札馬は「有名オーナー」の名義に
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「庭先取引」の問題点を一変させたセレクトセール!億超え馬を落札する名物オーナーたちも登場…オープンでフェアな取引に多大な貢献【競馬クロニクル 第63回】
- JRA「6億円」の衝撃から3年、まさかの「名義変更」から2カ月。アドマイヤが“北の大地”で存在感を示す!
- JRAも「G1同日開催」を増やすべき? 香港春競馬「大変革」に日本競馬の進化を求める声も……
関連記事
JRAキセキ「痛恨」再教育は先延ばし!? 凱旋門賞(G1)武豊「迷いなく参戦」で京都大賞典(G2)”臨時講師”はあのダービージョッキー
JRAアイビスSD(G3)イベリスに流れる千直巧者の血が目覚めるか!? 姉は連覇達成のアノ馬! ライオンボス狩りに浜中俊も色気あり
JRA宝塚記念「得意な騎手」と「危険な騎手」でサートゥルナーリアのC.ルメール騎手に激震!? データが示した「あの名手」が急浮上!
JRA浜中俊「出走する限り、チャンスがある」日本ダービー(G1)超大穴「ロジャーバローズ2世」が絶好枠で急浮上!? 昨年大波乱の再現へ条件揃ったか!
JRA天皇賞・春(G1)勝ちに行った「イン突き」浜中俊。ユーキャンスマイルの「敗因」はコース取りではない!?