真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2020.10.13 08:00

JRAサリオス天皇賞・秋(G1)“自重”は正解? 「ダートではもっとすごい」3歳トップマイラーが歩んだ8年前の「迷走」……
編集部
大逃げを打ったシルポートから離れた2番手でレースを進めたカレンブラックヒル。最後の直線で逃げ馬を交わして粘り込みを図るも、最後は差し馬に交わされて5着に敗れた。この敗戦に秋山真一郎騎手と陣営は揃って「距離」を敗因に挙げた。毎日王冠からの200mの距離延長が相当堪えたようだ。
「ダートではもっとすごいパフォーマンスを発揮できるかもしれない」
秋山騎手が以前からカレンブラックヒルにダート適性を感じていたこともあり、次走はフェブラリーS(G1)に出走した。初ダートながら1番人気に推されるも、ブービーの15着に惨敗。結果的に迷走とも呼べるレース選択となってしまった。
その後、カレンブラックヒルはかつての輝きを失う……。
引退までに重賞2勝を挙げるも、G1では1度も掲示板に入ることができなかった。また、勝った重賞も1600~1800mのレースで、2000m以上の距離に4度出走して1度も馬券に絡んでいない。本質的に芝のマイラーだったと言えるだろう。
同じくマイラーと見られながらも、3歳で毎日王冠を制したサリオスにとって他人事ではないはずだ。
「サリオスは毎日王冠を制しましたが、2000mは長いという意見も頷けます。皐月賞とダービーは3歳同士のレースということで、能力の高さだけで結果を残している可能性が高いです。成長するにつれて、距離適性もはっきりしてくると思うので、マイル路線を歩むのは好判断に思えますね」(競馬記者)
米本代表が「サリオスはクラブの3歳世代のエース」と話すように、オーナーサイドとしては慎重なレース選択をするのは当然だろう。
これからマイル路線でサリオスが大成することを願うばかりだ。
PICK UP
Ranking
11:30更新「面白いこと教えてやるよ」横山典弘、打倒ソールオリエンスに手応えアリアリ!? 馬券に絡んだのはすべて内枠。「父兄参観」と揶揄された2年前とは一変
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 田辺裕信「2歳新馬」お断り!? 未だ騎乗ゼロに隠された真意
- C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
- 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 武豊命名「5爺」に激震走るナンバー3の卒業…有馬記念でメジロマックイーンを撃破、迫られる「欠員補充」の最有力候補とは
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
関連記事
JRAコントレイル、アーモンドアイから逃亡!? 「準2冠馬」サリオス陣営の早過ぎる”マイラー認定”を疑問視する声も
JRA”無双中”C.ルメールに「G1・隔離」の危機!? アーモンドアイ、グランアレグリア、サリオス……お手馬充実も、意外な「落とし穴」
元JRA安藤勝己氏「距離延長問題ない」サリオス「次走」天皇賞・秋(G1)お墨付きも……「今後はマイルCSか香港」立ち塞がったアーモンドアイ8冠の壁
JRA毎日王冠(G2)サリオス、サトノインプレッサに継承される「オグリキャップ伝説」の系譜。3歳馬「不毛の時代」に空けた風穴と“伝説”の序章
JRA毎日王冠(G2)あのレースの台頭で「G3降格」危機!? 将来的な「低レベル化」必至で存在意義に疑問の声も……サリオスの試金石として機能せずか