
JRAコントレイル「福永祐一」菊花賞(G1)で思い出される「クビ差」の代償。矢作芳人調教師コンビで塗り替える「ほろ苦い」思い出
レース後、福永騎手は「前半はスムーズだったけど、向正面で接触するアクシデントが痛かった。そこで力んでしまい、行きたがったからね。その後はすぐに持ち直して走ってくれたけど……。厳しい流れで最後もよく伸びていたし、スムーズだったら……」とレースを振り返った。
キタサンブラックとは「クビ差」の決着。最後の脚は際立っていただけに、あと一歩というレース内容だった。
世代屈指の能力を持っていながらも、上手くかみ合わずに歯がゆいレースが続いたリアルスティール。翌年のドバイターフで初のG1勝利を飾ったが、生涯のG1勝利はこのレースのみだった。
キタサンブラックが生涯でG1を7勝したことに比べれば雲泥の差。菊花賞のクビ差がもたらした代償は、あまりにも大きかったという事だろうか。
今回の菊花賞で福永騎手が騎乗するコントレイルは、無敗の3冠制覇が懸かった追われる立場。やはり長丁場という事もあり、今回もスムーズな競馬ができるのかがカギになりそうだ。
あの菊花賞から5年――。
2016年9番人気のレインボーライン、昨年も8番人気のサトノルークスで2着と、福永騎手が好騎乗を見せる菊花賞。エピファネイア以来の1番人気で挑むことになりそうな今回は、大いに期待できるだろう。
2週連続の歴史的瞬間を、この目にしっかりと焼き付けたいものだ。
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