GJ > 競馬ニュース > マイルCSはミッキーアイル  > 3ページ目
NEW

「迷惑をかけて申し訳ない」マイルCS(G1)はミッキーアイルが乾坤一擲の逃げ切り!稀代の逃亡者が約2年半ぶりの美酒に酔うも浜中俊騎手は騎乗停止

【この記事のキーワード】, ,

 当時、3歳馬だったミッキーアイルは現役屈指のスピードに任せて強烈な逃げを打ったが、直線で”逆噴射”。この結果から「折り合いをつけ、脚を溜めないことには、古馬一線級には通用しない」と考えるのはごく自然な成り行きだった。

 だが、それが結果的にミッキーアイルから”個性”を奪った。

 そこから主戦の浜中俊騎手は、ミッキーアイルに懸命に控えることを覚えさせたが、それは結果的に戦績を安定させたものの、かつて5連勝した”怪物”を善戦マンに変えてしまったのだ。

 そんな中、転機が訪れたのは今年の阪急杯(G3)だった。

 このレースでは、浜中騎手が落馬負傷していため松山弘平騎手に乗り替わっていた。当時、通算重賞3勝と実績のない鞍上が不安視されたが、先入観のない松山騎手はミッキーアイルを逃げ馬に戻し、3歳秋のスワンS以来、約1年半ぶりの勝利に導いたのだ。

 このレースぶりに周囲からは「これまで浜中騎手が教え込んできたことが無駄になった」と批判もあった。

 だが、馬も人も、必ずしも抑え込むことばかりが教育ではないということが、今回のレースで証明されたのではないだろうか。

「迷惑をかけて申し訳ない」マイルCS(G1)はミッキーアイルが乾坤一擲の逃げ切り!稀代の逃亡者が約2年半ぶりの美酒に酔うも浜中俊騎手は騎乗停止のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  2. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  3. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  4. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  5. C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
  6. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  7. 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
  8. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
  9. 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
  10. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛