真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.11.20 17:38
「迷惑をかけて申し訳ない」マイルCS(G1)はミッキーアイルが乾坤一擲の逃げ切り!稀代の逃亡者が約2年半ぶりの美酒に酔うも浜中俊騎手は騎乗停止
編集部
浜中俊騎手(TEAM GRIPより)
陣営の弛まぬ努力が実った瞬間だった。
20日に京都競馬場で行なわれたマイルチャンピオンシップ(G1)は、3番人気のミッキーアイル(牡5歳、栗東・音無秀孝厩舎)が逃げ切り、2014年のNHKマイルC(G1)以来、2つ目のG1タイトルを手にした。
18頭中16番と外からの発馬だったが、抜群のスタートからしっかりとハナに立ち、レースの主導権を握ったミッキーアイル。最初は内側の隣にいたはずのネオリアリズムが、外から2番手を追走していることからも、如何にミッキーアイルが抜けたスタートを切ったのかがわかる。
それを見るようにディサイファやイスラボニータが好位集団を形成し、中団にフィエロ、サトノアラジン、ヤングマンパワー。ロードクエストやマジックタイム、ガルバルディといった面々は後方から脚を溜めることを選択している。
1000mの通過は57.5秒。明らかなハイペースだが、こういった速い流れで後続に脚を使わせて粘り込むのが、ミッキーアイルの真骨頂なのだろう。ラスト600mを切って最終コーナーを回っても、まだ馬なりのまま。先に手が動いたのは、マークするように2番手を追走していたネオリアリズムの方だった。
最後の直線に入ると、ミッキーアイルとネオリアリズムが後続に3馬身以上のリードを築いてマッチレースを展開。このまま「行った行った」で決まるかと思われたが、いくら”マイペース”とはいえ1000mを57.5秒はさすがに速い。
PICK UP
Ranking
11:30更新- 【阪神JF】リバティアイランド、アスコリピチェーノ、ソダシを超える逸材!? 2歳女王決定戦で買うべき“大物馬主”推奨の2頭
- 武豊「来年が楽しみ」ヤマニンウルス不在でも大健闘…フォーエバーヤング擁する世代レベルの高さも証明
- 【香港C(G1)展望】絶対王者ロマンチックウォリアーVS逆襲の女王リバティアイランド! ダービー馬タスティエーラ完全復活なるか
- 【阪神JF(G1)展望】L.デットーリ×米国2歳女王メイデイレディが日本襲来! フォーエバーヤング妹など日本の女王候補が迎撃
- ミホノブルボンvsライスシャワー連想させた「100分の1」の攻防!同一馬によるワンツースリーは平地競走史上初
- 武豊「非常識な最高速」でチェルヴィニア置き去り…他馬を凌駕する切れにC.ルメール「ドウデュースと同じ走りは出来ない」
- 【香港マイル(G1)展望】3歳マイル王ジャンタルマンタルが待望の戦線復帰! 悲願達成のソウルラッシュと世界制覇に挑む
- ジャパンCでも天皇賞・秋でも下馬評覆す4歳馬の好走…「最弱世代」の汚名返上着々、出遅れて逃げてもダービー馬に先着の逸材が待望の復帰
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- ハーツクライ産駒でも走りはディープインパクト?有馬記念に潜むファンの夢と希望とロマンと甘い罠
関連記事
断固・関東宣言!? G1開催でも「不動」の横山典弘騎手が神騎乗を連発中!「裏開催の帝王」今週の騎乗馬は?
大混戦に「京都マイルの鬼」の血が騒ぐ!「サトノはサトノでも、サトノルパン」 先週のC.ルメール騎手に続き、今週はM.デムーロ騎手が大穴演出!?
【徹底考察】マイルCS(G1) ロードクエスト「マイル界のホープは富士Sで何故惨敗したのかを徹底解説。致命傷となった『2つのロス』とは」
見せろベテランの味! マイルCS2年連続2着の老兵フィエロが「不安要素アリ」の人気馬に襲いかかる?
【徹底考察】マイルCS(G1) サトノアラジン「ついに来たキャリア最大のチャンス!ただし、戴冠には『あの馬』のアシストが欲しい」