GJ > 競馬ニュース > 【徹底考察】キタサンブラック
NEW

【徹底考察】ジャパンC(G1) キタサンブラック「キャリア唯一の大敗を喫した東京2400mは『鬼門』なのか。昨年の日本ダービーの走りを分析」

【この記事のキーワード】, ,
kitasanmiro.jpg

『考察』

 おそらくは初めて1番人気としてG1を迎えることになるキタサンブラック。キャリア12戦で7勝し、11度も馬券圏内を確保している実績は、もはや疑う者のいない現役最高峰の実力馬の成せる業であろう。

 ただ、キャリア12戦の中で一度だけ大きく崩れたレースがある。それこそが3歳の日本ダービー(G1)であり、キタサンブラックはあの時以来の府中・芝2400mに挑戦することになる。

 したがって、本来なら直近の京都大賞典(G2)をフォーカスすべきだが、今回はあえてあの時の日本ダービーの走りを考察してみたいと思う。

 昨年5月に行なわれた第82回日本ダービー。キタサンブラックは、それまで4戦3勝。すでにスプリングS(G2)で重賞初制覇を飾っており、前走の皐月賞(G1)で初めて3着に敗れたばかりだった。

 実績だけを見れば、紛れもない世代トップクラスの一頭。だが、地味な血統が邪魔をしたのか人気はあまりない。当時は北村宏司騎手が主戦を務め、このダービーでも6番人気に甘んじていた。ちなみに1番人気は、単勝1.9倍のドゥラメンテである。

 デビュー戦こそ、今は亡き後藤浩輝騎手の手綱で後方から競馬しているが、北村宏騎手に替わった2戦目からは、終始2番手からの競馬が続いている。2番手とはいえ、脚質的には「逃げ」と述べて差し支えのないレースぶりだった。

 しかし、日本ダービーではスタート直後に躓くアクシデント。半歩ほど出遅れたが、強引に体勢を立て直して先団に。(余談だがこの時、内側にいたスピリッツミノルに対して、かなり強引な競馬をしている。スピリッツミノルは出ムチを入れなければならないほど大きく体制を崩しており、審議にならなかったのが不思議なほどの不利だった)。

【徹底考察】ジャパンC(G1) キタサンブラック「キャリア唯一の大敗を喫した東京2400mは『鬼門』なのか。昨年の日本ダービーの走りを分析」のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  2. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  3. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  4. 交通事故で乗り合わせたすべての馬が死亡……度重なる危機を奇跡的に乗り越え、最後は年度代表馬に。人知を超えた「奇跡の馬」サンデーサイレンス【前編】
  5. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  6. 母の全兄は「G1優勝」の現役種牡馬! 新進気鋭のオーナーがJRA新馬戦初V
  7. 「面白いこと教えてやるよ」横山典弘、打倒ソールオリエンスに手応えアリアリ!? 馬券に絡んだのはすべて内枠。「父兄参観」と揶揄された2年前とは一変
  8. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  9. 競馬版『無限の住人』!? 米最高峰の舞台に立った「独眼竜」馬に熱視線も、意外と多い「隻眼の強豪」
  10. JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……