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ジャパンC(G1)は外国馬イラプトを侮ることなかれ「ディーマジェスティと互角」と判断した英大手ブックメーカーが見せる「不気味な動き」とは

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 冒頭で触れた通り、今年のジャパンCにおける外国馬は完全に「お客さん」。オッズ的にも日本はもちろん、海外の多くのブックメーカーもその扱いは変わらない。

 日本の『netkeiba.com』の予想オッズで、イラプトは95.8倍の10番人気。さすがにそこまで大穴になるかは定かではないが、欧州を中心とした他のブックメーカーでも、だいたい25~30倍程度の穴馬扱いを受けている。

 ところが、英ウィリアムヒルだけはイラプトのオッズを10倍という人気サイドに設定。これはレインボーライン(13倍)やルージュバック(15倍)以上の評価であり、シュヴァルグラン(8倍)やディーマジェスティ(8.5倍)に次ぐ人気となる。

「昨年の英プレミアリーグで岡崎慎司選手所属のレスターが優勝した際、大手ブックメーカー3社だけでも払い戻しに約12億円の損失があったように、ブックメーカーは大きなオッズを付けた”穴”が勝ってしまうと損をする仕組みになっています。

 つまり、本来穴馬の一頭に過ぎないイラプトの設定オッズをあえて下げたということは、ウィリアムヒルは本馬がジャパンCで好走する『何らかの根拠』を把握している可能性が高いということです」(同)

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