GJ > 競馬ニュース > イラプト侮ることなかれ  > 2ページ目
NEW

ジャパンC(G1)は外国馬イラプトを侮ることなかれ「ディーマジェスティと互角」と判断した英大手ブックメーカーが見せる「不気味な動き」とは

【この記事のキーワード】, ,

 道中5番手の好位を進んでいたイラプトだったが、第4コーナーから直線入り口の勝負所で、すぐ前を走っていたイトウが早々に”逆噴射”。馬群が凝縮している中で身動きが取れなかった同馬は、それに巻き込まれて大きくポジションを落とすと、内に殺到してきたライバルたちにあっという間に馬群の壁を作られてしまった。

 ただ、イラプトはそこで終わらなかった。最後の直線で馬群を縫いながらしぶとく脚を伸ばした6着は、勝ったショウナンパンドラと0.3秒差しかない。実は、これは0.4秒差だったコンデュイットとウィジャボードを超える近年最高の「惜しい結果」である。

 あれから1年。今年はエイシンヒカリが勝ったイスパーン賞(G1)で最下位になるなど散々なスタートだった。だが、こと「2400m戦」に限ってはキングジョージ6世&QESこそ5着に敗れたが、サンクルー大賞(G1)で2着、カナディアン国際S(G1)で1着としっかりと結果を残している。

 その中でも特筆すべきが、前走のカナディアン国際Sだ。

 1馬身差の2着に退けたダートマスは、今年のキングジョージ6世&QESの3着馬という強豪。アントニ・ダヴィ調教助手の「昨年より力をつけているので楽しみ」という言葉もまんざらではなさそうだ。

「重い芝に遅い時計が主流のフランス調教馬だけに、日本の馬場に対応できるのかが最大の課題でしたが、昨年のジャパンCの内容で一気に評価を高めています。

 今年は日本馬がタレント揃いなだけに外国馬は”蚊帳の外”のような状態ですが、何よりも気になるのが週末の雨予報。ジャパンC当日も雨が予測されていますし、馬場が重くなって時計が掛かれば、イラプトにとって大きな追い風になることは間違いないでしょう」(競馬記者)

 さらにもう一つ気になるのが世界主要ブックメーカーの内、イギリスの大手ウィリアムヒルの「不気味な動き」だ。

ジャパンC(G1)は外国馬イラプトを侮ることなかれ「ディーマジェスティと互角」と判断した英大手ブックメーカーが見せる「不気味な動き」とはのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  2. JRA調教師の目標は「餌やり」からの卒業!? 競馬界の「影の王」ノーザンファーム外厩大成功に存在意義ズタズタ……
  3. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  4. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  5. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  6. JRA「パワハラ裁判」木村哲也調教師が復帰。大塚海渡騎手への暴言、暴力行為による調教停止処分から約3か月…若手実力派調教師の汚名返上に期待
  7. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  8. 天才の息子・福永祐一は何故「天才」と呼ばれないのか? 「漁夫の利」に集約されたシュヴァルグランでの「決意」に落胆
  9. JRA種牡馬フィエールマン「二軍スタート」の冷遇に疑問の声……実績はコントレイルに次ぐNo.2も問われる「3000m級」G1の価値
  10. 「正直なところ辟易としています」武豊が巻き込まれた29年前のアイドルホース狂騒曲…レース前に明かしていた「コンビ結成」の裏話