真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.11.22 08:41

ジャパンC(G1)は外国馬イラプトを侮ることなかれ「ディーマジェスティと互角」と判断した英大手ブックメーカーが見せる「不気味な動き」とは
編集部
道中5番手の好位を進んでいたイラプトだったが、第4コーナーから直線入り口の勝負所で、すぐ前を走っていたイトウが早々に”逆噴射”。馬群が凝縮している中で身動きが取れなかった同馬は、それに巻き込まれて大きくポジションを落とすと、内に殺到してきたライバルたちにあっという間に馬群の壁を作られてしまった。
ただ、イラプトはそこで終わらなかった。最後の直線で馬群を縫いながらしぶとく脚を伸ばした6着は、勝ったショウナンパンドラと0.3秒差しかない。実は、これは0.4秒差だったコンデュイットとウィジャボードを超える近年最高の「惜しい結果」である。
あれから1年。今年はエイシンヒカリが勝ったイスパーン賞(G1)で最下位になるなど散々なスタートだった。だが、こと「2400m戦」に限ってはキングジョージ6世&QESこそ5着に敗れたが、サンクルー大賞(G1)で2着、カナディアン国際S(G1)で1着としっかりと結果を残している。
その中でも特筆すべきが、前走のカナディアン国際Sだ。
1馬身差の2着に退けたダートマスは、今年のキングジョージ6世&QESの3着馬という強豪。アントニ・ダヴィ調教助手の「昨年より力をつけているので楽しみ」という言葉もまんざらではなさそうだ。
「重い芝に遅い時計が主流のフランス調教馬だけに、日本の馬場に対応できるのかが最大の課題でしたが、昨年のジャパンCの内容で一気に評価を高めています。
今年は日本馬がタレント揃いなだけに外国馬は”蚊帳の外”のような状態ですが、何よりも気になるのが週末の雨予報。ジャパンC当日も雨が予測されていますし、馬場が重くなって時計が掛かれば、イラプトにとって大きな追い風になることは間違いないでしょう」(競馬記者)
さらにもう一つ気になるのが世界主要ブックメーカーの内、イギリスの大手ウィリアムヒルの「不気味な動き」だ。
PICK UP
Ranking
11:30更新「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 日本ダービー「30年ぶり」落馬の坂井瑠星に吉兆サイン!? ドゥラエレーデは宝塚記念(G1)を視野…ダービージョッキー予感させる偉大な先輩の足跡
- イクイノックスさえ敗れた日本ダービー「鉄の掟」!? 過去10年10勝2着8回…ソールオリエンスら皐月賞上位組「全滅」に大波乱の予感
- 東京競馬場に約20万人が殺到!? 朝6時からの大行列、怒号飛び交う陣取り合戦、そして…競馬が最も熱い時代、歴代最多入場者を記録した当時の記憶
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客