
元JRA細江純子さん「アーモンドアイ限界説」示唆!? 天皇賞・秋「正直、あれ?」「今までとは少し違う」大記録目前も拭えないロードカナロア産駒の傾向
『netkeiba.com』で連載されている「プロが指摘するパドック診断」に登場した細江さんはアーモンドアイの写真を見た第一声に「正直、あれ? こんなにも大きかったかな?」という印象を持ったという。
また「今まで感じてきたアーモンドアイとは少し違う気がする」というのも気になるところだ。
無論、昨年の年度代表馬リスグラシューに代表されるように、古馬になってから本格化する牝馬もいる。今秋を迎えて、アーモンドアイがさらなる進化を遂げている可能性も決してゼロではない。
だが、アーモンドアイの父ロードカナロアは以前から成長力が疑問視されている種牡馬だ。下記はロードカナロア産駒の全体における年齢別の成績である。
◆年齢別集計 集計期間:2017. 6. 4 ~ 2020.10.25
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年齢 着別度数 勝率 連対率 複勝率
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2歳 112- 81- 68- 481/ 742 15.1% 26.0% 35.2%
3歳 205- 189- 163-1417/1974 10.4% 20.0% 28.2%
4歳 100- 86- 74- 529/ 789 12.7% 23.6% 33.0%
5歳 26- 16- 25- 224/ 291 8.9% 14.4% 23.0%
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上記の通り、ロードカナロア産駒は総合的に仕上がりが早く、加齢と共に成績が下降する傾向にある。
特に5歳を迎えたアーモンドアイら初年度産駒においては勝率、連対率、複勝率ともに大きくダウン。年齢別でも最低の数字となっており、さらに「牝馬」に限定すると勝率6.8%、連対率12.1%、複勝率24.2%とさらに悪化する点は見逃せない。
「年齢と共にママに近づく頃でもあり、この時期の体の変化は心配になるところも…」
そうアーモンドアイの寸評を締めた細江さん。昨年に続く天皇賞・秋連覇を達成するようならディープインパクトやシンボリルドルフ、キタサンブラックといった歴代の名馬を超える芝G1・8勝の新記録を達成するアーモンドアイだが、「限界」はすぐそこまで来ているのかもしれない。
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