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「芝平地の最大着差記録保持者」未完の長距離砲バンデが優駿SSで種牡馬入り。時代に逆行する決定の裏に伺える関係者の「尽力」と「苦労」

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 サムライハートやミスキャストなど、日本を代表するような超良血馬である場合を除き、GⅠどころか重賞の勝鞍を持たない競走馬が種牡馬入りすることは滅多にありえない。

 ましてやスピード血統全盛のこの時代において、父がサドラーズウェルズ系で英国ダービー馬Authorized、母もノーザンダンサー系のアイルランド産馬というコテコテの欧州血統を持った馬がスタッドインした事実はにわかに信じがたい。

「血統背景もさることながら、レース遍歴を見れば能力がステイヤー資質に偏っていることは明確ですからね。みなさん御存知でしょうが、近年は菊花賞馬の種牡馬としての価値が大きく下落しています。デルタブルースやビッグウィークが種牡馬になれなかったことがいい例でしょう。そんな時代のなかでバンデがスタッドインしたのは、実に驚くべきことです。

 確かに北海道の長距離レースで圧倒的な力を見せましたが、中距離の活躍馬を出そうと思うと逆にその資質が悪い方に出て不思議ありません。恐らくこの馬に肩入れしている関係者の尽力や苦労があったのではないかと推測します」(競馬記者)

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