JRAコントレイルの「最強タッグ」注目2歳馬ポールネイロンに不吉な予兆!? 単勝1.3倍で明暗分けたJBC…… 「負の連鎖」を払拭できるか
コントレイルタッグの注目馬に不吉な流れとなったかもしれない……。
3日、大井競馬場と門別競馬場で競馬の祭典「JBC」が開催された。初の2場開催となった今年のJBCは、1日の売り上げが2場合計で100億円を突破する大盛況で幕を閉じた。
なお、大井競馬場で行われたJBCレディスクラシック(G1)は2番人気ファッショニスタ、JBCスプリント(G1)は8番人気サブノジュニア、そしてJBCクラシック(G1)は1番人気クリソベリルがそれぞれ優勝した。
その一方、JBCレディスクラシックで1番人気のマルシュロレーヌは3着、JBCスプリントで1番人気のジャスティンは8着に敗れた。大井で行われた前哨戦であるレディスプレリュード(G2)と東京盃(G2)の勝ち馬ということで期待されたが、人気を裏切る結果となった。
特に、マルシュロレーヌは単勝オッズ1.3倍という圧倒的な支持を集めていただけに、まさかの敗戦と言えるだろう。JBCクラシックを制したクリソベリルも同じ単勝オッズだったことを考えれば、明暗を分ける結果である。
この1番人気で敗れた2頭に共通するのは、オルフェーヴル産駒ということだ。
芝、ダート問わず活躍馬を輩出しているオルフェーヴル。来週のエリザベス女王杯(G1)に出走予定のラッキーライラックが芝の代表産駒である。ダートでもG1馬誕生となれば種牡馬としての評価は上がるはずだったが、うまくいかなかった。
「現在、オルフェーヴル産駒のG1馬はラッキーライラックとエポカドーロの2頭がいます。いずれも芝中距離のイメージですが、同産駒の特徴は芝ダート、距離不問のオールラウンダーということです。2017年から4世代しかデビューしていないので、若い世代から様々な活躍馬が誕生するかもしれませんね」(競馬記者)
そんなオルフェーヴル産駒の注目2歳馬はポールネイロン(牝2歳、栗東・矢作芳人厩舎)だろう。
9月のデビュー戦(中京芝1400m)を逃げて8馬身差の圧勝。続く、ききょうS(OP)も逃げてレコード勝ちという圧巻の走りを見せているポールネイロン。藤岡佑介騎手は「いいスピードのある馬。初戦よりキツいラップでしたが、最後までよく踏ん張ってくれました。強い勝ち方でしたね」とコメントしていることからも、かなりの能力を秘めているはずだ。
PICK UP
Ranking
17:30更新- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
- 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
関連記事
JRA「最弱世代」の烙印不可避!? クリソベリル孤軍奮闘も……牝馬に勝てない4歳牡馬たち
JRA M.デムーロに「痛恨」カウンター!? JBCクラシック(G1)「どうしても負ける」クリソベリルに完敗は“パーフェクトな化け物”から2年越しの数奇な巡り合わせ……
JRA武豊、凱旋門賞(G1)不参戦「裏話」を語る。L.デットーリから「心配メール」クールモアグループ「VIPルーム」で生観戦
JBCスプリント(G1)藤田菜七子「忙しかった」コパノキッキングまさかの見せ場なし! G1制覇に大きな課題も……昨年クビ差のリベンジならず
JRA北村友一「女性キャスター」をエスコート!? JBCレディスクラシック(G1)二度生まれるのは「名馬」ではなく「名シーン」