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JRA【エリザベス女王杯(G1)展望】C.ルメール“強奪”ラッキーライラックVS M.デムーロ&ラヴズオンリーユー!「女王不在」3歳勢はノーチャンス!?

 センテリュオ(牝5歳、栗東・高野友和厩舎)は昨年、ラヴズオンリーユーとクビ差の4着という実績がある。前走のオールカマー(G2)では戸崎圭太騎手と初タッグで牡馬相手に快勝。2200mの内回りコースは同馬にとって最適の舞台となるだろう。G1馬3頭をまとめて負かすならこの馬か。

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サラキア 競馬つらつらより

 昨年の6着馬、サラキア(牝5歳、栗東・池添学厩舎)は、夏の小倉日経OPで2年ぶり勝利を飾ると、前走の府中牝馬Sでは苦手とされていた重馬場をものともせず、3馬身差の快勝。2200mは本馬にとってやや長い印象だが、2連勝中の勢いを味方に金星を狙う。

 武豊騎手がコンビを組むのはエスポワール(牝4歳、栗東・角居勝彦厩舎)だ。G1挑戦は昨年の秋華賞(G1)に続いて2度目。その時は3番人気に推されたが、9着に敗れた。半兄が日本ダービー(G1)3着のアドミラブル、近親にヴィクトリー、リンカーン、アリストテレスなどがいる。

 良血ということもあって人気先行型で、ここ3戦は1番人気に支持されるも、3、12、2着と期待を裏切っている。人気を大きく落とすようなら怖い存在だ。

 ここまで名前が挙がった6頭は全て4~5歳馬だったが、もちろん3歳馬にも注意が必要だ。

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 リアアメリア(牝3歳、栗東・中内田充正厩舎)は、秋華賞でデアリングタクトに次ぐ2番人気に支持されたが、13着に惨敗。川田将雅騎手は「現状は極端に乾いた馬場でないと力を出せないという印象」と敗因を挙げたように、パンパンの良馬場が好走する条件となるだろう。

 抽選を突破して挑んだ秋華賞で3着に入ったソフトフルート(牝3歳、栗東・松田国英厩舎)は不気味な存在だ。前走はスタートで出遅れ、最後方から直線で豪快に追い込んだ。好調の福永祐一騎手に乗り替わって、格上馬相手に再度好走はできるだろうか。

 今年のオークスで2着に好走したウインマリリン(牝3歳、美浦・手塚貴久厩舎)は、秋華賞で15着に惨敗。ただし、敗因は明らかで、久々とハイペースを先行したことで息が持たなかった。もともと叩き良化型で変わり身に期待がかかる。

 ウインマイティー(牝3歳、栗東・五十嵐忠男厩舎)は、オークスで3着に粘り込み評価を上げたが、秋は紫苑S(G3)と秋華賞でいずれも人気以下の着順に終わった。秋3走目だが、こちらも使われて良くなるタイプ。軽視は禁物だろう。

 もう1頭3歳馬で触れておきたいのはミスニューヨーク(牝3歳、栗東・杉山晴紀厩舎)。秋華賞では3角8番手から4角では15番手まで後退。しかし直線でしっかり末脚を伸ばし、5着まで追い上げた。秋華賞には騎乗できなかった加藤祥太騎手がG1・2度目の騎乗で大仕事をやってのけるか。

 今年のエリザベス女王杯は、3頭のG1馬がいる古馬勢が3歳勢に立ちはだかる。デアリングタクトにやられっぱなしの3歳勢は意地を見せられるか。注目のレースは15日(日)の15時40分に発走予定だ。

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