ディーマジェスティに不安要素あり!注目の外国馬はどんな仕上がり?鈴木和幸のジャパンカップ追い切り全馬診断を公開!
7番人気の天皇賞(秋)で2着とアッといわせた[リアルスティール]、中間はまずプール調整で体をほぐし、以後は坂路、ウッドで時計4本、17日にはウッド6F80秒1-36秒3-12秒2をいっぱいに追い切ってマーク、二走ボケの心配を一掃した。今週の坂路は自らハミを取り、バネを利かせた弾むような動きで54秒1-38秒6、ラスト1Fは11秒9馬なりときた。夏負けの心配があり、毎日王冠を自重した前走時とは比べものにならない、文句なしのデキと断言しよう。
[ルージュバック]は天皇賞後すぐに放牧に出され、9日と14日に牧場の坂路で軽く乗ったという。美浦に戻ってからは20日にウッドで1F12秒5(全体時計はモヤで計測不能)馬なり、すこぶる順調、元気いっぱいである。今週は例によって木曜追い、ウッドの4Fから行きだし、先導馬と直線併せ、軽く仕掛けただけで2馬身先着の52秒3-37秒0-12秒6。相変わらずバネの利いた弾むようなフットワーク、抑えきれないほどの気合い乗り。馬体の張りも申し分なく、むろん、馬体細化の心配無用。外に出す競馬ができれば一発があるー。そんな手応えを感じさせた。
菊花賞2着の[レインボーライン]、中間の攻め馬は軽めだったが、20日に坂路52秒0-37秒7-12秒4がやれたので、まず疲れの心配はあるまい。今週の59秒4-41秒3-12秒6馬なりの動きにも硬さはなかった。ただ、牡馬にしては440kg台と小柄なこの馬だけに、もう1、2週間、レースまでの時間がほしかったのではないか。ちなみに菊花賞は2ヶ月ぶり、今回は約1ヶ月ぶりと間隔が詰まっている。
あれだけよく見えたAR共和国杯でも8着と結果を出せなかった[ワンアンドオンリー]。今週、ウッドでの4F51秒9-38秒0-11秒9の動きは悪くなかったが、ちょっぴり気負い込み気味で、数字ほどの切れは感じられなかった。ダービーで男になったときの舞台ではあるが、復活はよほどの奮起、恵まれないと難しい。
すでに東京競馬場入りしている外国招待馬は、そろって24日木曜日にダートコースで時計を出した。一番速い時計を出したのは6F77秒9-39秒3の[イキートス]。なるほどテンの行きっぷりはなかなかだったが、ゴール前は抑えてしまったこともあってか鋭さ不足、切れがない印象。これまでの記録を見ても、馬場の回復が遅れたときの複穴程度の評価でよかろう。
PICK UP
Ranking
11:30更新
武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?- パンサラッサやサイレンススズカも及ばない、天皇賞・秋(G1)史上最速ラップの歴史
- 東京競馬場に約20万人が殺到!? 朝6時からの大行列、怒号飛び交う陣取り合戦、そして…競馬が最も熱い時代、歴代最多入場者を記録した当時の記憶
- 毎日王冠(G2)リアルスティール「使い捨て」に調教師が激怒!? 「スキャンダル王」デムーロの指示無視に「いくらなんでも……」
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- JRA 武豊は信頼度抜群!? 一球入魂ならぬ「一鞍入魂」の信頼度は本当か。川田将雅、横山典弘などトップジョッキーにみる「1日1鞍」限定の“勝負駆け”を探る!
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 競馬界に”2世騎手”たちが続々参入中! 息子たちは偉大なる父を超えることができるのか?













