
JRA福永祐一「結果だけが100点ではありませんでした」マイルCS(G1)「今年こそは……」で20年!? インディチャンプで「初挑戦」目覚めぬ「悪夢」に思うのは……
22日、阪神競馬場で行われるマイルCS(G1)に、インディチャンプ(牡5歳、栗東・音無秀孝厩舎)が出走を予定している。
鞍上は福永祐一騎手。いまやクラシック三冠ジョッキーとなり、押しも押されもせぬトップジョッキーだ。ただ、マイルCSはこれまでに2着が4回。過去に20回挑戦して未だに勝利がない。
初めてマイルCSに挑んだのが1998年。弥生賞(G2)馬ランニングゲイルで出走し11着だった。
しかし、2年目の1999年にいきなりチャンスは巡ってくる。キングヘイローでの参戦だ。
父は80年代ヨーロッパ最強との声もあるダンシングブレーヴ、母がケンタッキーオークスなどアメリカのG1を7勝した名牝グッバイヘイローという世界的な良血馬。これまで強敵が揃う中距離中心に使われてきたが、天皇賞・秋(G1)から距離短縮のマイルCSでは4番人気に推されていた。
しかし、レースでは先に外から捲っていったエアジハードがそのまま押し切り、惜しくも2着。2年目での勝利は叶わなかったのだが……この先18年も勝てないことは、想像していなかっただろう。
2000年のマイルCSはアグネスデジタルが勝利。前年にデビューし、4戦目まで福永騎手が手綱を握っていた馬だ。その後は的場均騎手(元JRAジョッキー)に乗り替わり。この年、福永騎手はエイシンプレストンに騎乗し5着に敗れた。
2001年、2002年はエイシンプレストンで巻き返しを図った福永騎手であったが、ともに2着惜敗。2003年は1番人気に推されたサイドワインダーに騎乗したが8着に敗れている。
2007年はカンパニーに騎乗し5着だったが、次の年から乗り替わった横山典弘騎手によって、カンパニーは2009年の同レースを優勝。この年、福永騎手はストロングガルーダに騎乗し14着だった。
2010年に優勝したのは、岩田康誠騎手のエーシンフォワード。2007年に福永騎手でデビューした同馬は、例の如く4戦目まで手綱を握ったが、その後は別の騎手が騎乗。この年、福永騎手はゴールスキーで3着に敗れた。
その後も人気馬への騎乗は続く。2011年は、その年の安田記念(G1)を制したリアルインパクトで1番人気も5着、2012年も同じく安田記念を制したストロングリターンで2番人気ながら8着と敗れた。
2013年は安田記念3着で、前走の富士S(G3)を勝利したダノンシャークで1番人気。レース前、福永騎手は「G1を獲れる馬だと思います」とコメントしていた。
しかし、勝ち切れずに3着惜敗。マイルCSでの「悪夢」は、この後も続いていく。
PICK UP
Ranking
5:30更新大井の帝王・的場文男「騎手間のトラブル」で騎乗変更命令…「見習いたくないところ」過去には後輩ジョッキーからもクレーム?
武豊「異常」な最大弱点とは……パスポート、スーツケース、さらには「車」!?
JRAジャパンC(G1)「第12レース開催」で想起される“オートゼウス事件”!? ディープインパクト無敗2冠達成の裏で発生した “大量誤購入”の結末は……
- ドゥラメンテ「最後の大物」出現なるか。わずか4世代から三冠牝馬リバティアイランドやG1・3勝タイトルホルダー「伝説」の最終世代をピックアップ
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 元JRA藤田伸二氏「置いてきぼり」大塚騎手に同情……木村哲也調教師のパワハラ問題に「本人はあまりピンと来てない」
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?