JRA岩田康誠、単勝187.8倍スカーレットカラー「笑ってしまうくらい下手な騎乗」から意地のクビ差4着! マイルCS(G1)安藤勝己氏大絶賛の「イン突き」で引退レースに花

22日に阪神競馬場で開催されたマイルCS(G1)は、1番人気のグランアレグリアが直線残り100mで抜け出し、人気に応えた。これでG1・4勝目を飾るとともに、史上8頭目の春秋マイル王にも輝いた。
昨年の春秋マイル王、インディチャンプが2着、マイルG1・3勝のアドマイヤマーズが3着に入った。5着に敗れた2番人気サリオスを除けば、上位3着までは順当だったといえるだろう。
3着までをマイルG1覇者が占めるなか、大健闘したのが13番人気だったスカーレットカラー(牝5歳、栗東・高橋亮厩舎)だ。
前走の天皇賞・秋(G1)は、12頭立ての8番人気で9着に敗れていたスカーレットカラー。前走時に42.3倍だった単勝オッズは187.8倍。複勝オッズも11.8倍以上と大きく人気を落としていた。

主戦の岩田康誠騎手が鞍上を務め、ほぼノーマークで迎えた大一番。スカーレットカラーは、6枠11番から好スタートを切った。鞍上のファインプレーは、向正面で早々とインに位置を取ったことだろう。
「パトロールビデオを見ると分かりますが、岩田騎手はスタートしてすぐに、先行集団を見ながら、インコースに切り込んでいきました。3コーナー地点では中団(8番手)のいい位置を確保。スタートして後方に下げるという選択肢もあったと思いますが、そうするとインを突いたとしても掲示板も厳しかったでしょう。ある程度前目の位置を取りつつ、インに進路を取ったことが好走につながりましたね。
4コーナーでは、有力各馬がずらっと横に広がる中、スカーレットカラーと岩田騎手はベステンダンクを交わすと、最内を突きました。直線残り200m地点では先頭に並びかけ、まさに見せ場たっぷり。最後は3着のアドマイヤマーズに1馬身差及びませんでしたが、応援していたファンも納得の好騎乗だったと思います」(競馬誌ライター)
岩田騎手が見せた渾身のイン突きには、元ジョッキーの安藤勝己氏も「最初からインを完全に狙っとった。スカーレットカラーはヤスナリとのコンビでなきゃなかった④着やね」と自身のTwitterで大絶賛。惜しくも4着に終わったが、ベテランの技がキラリと光った。
思い起こせば、1番人気に支持された2走前のクイーンS(G3)では、直線でインを突くも前が詰まり、3着に敗れていた。この時、岩田騎手は「笑ってしまうくらい下手に乗ってしまった」と反省の弁を述べていたが、3か月後に愛馬の真の実力を見せることができた。
G1馬8頭という超豪華メンバー相手に、見せ場を作ったアーモンドアイと同世代の5歳牝馬。このレースを最後に引退することが発表され、G1制覇の夢は仔に託された。
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