JRA「ディープインパクト後継問題」アーモンドアイ父に「失格」の烙印!? リーディング2位ロードカナロア「2021年種付け料」まさかの大幅ダウンの真相
昨年、新種牡馬としてデビューして、いきなりデアリングタクトという無敗の牝馬三冠馬を輩出したエピファネイア。また、菊花賞(G1)でもアリストテレスがコントレイルをあと一歩まで追い詰めるなど、大舞台で産駒が活躍。産駒の成績が安定しない長距離砲のイメージは拭えないが、現役時代に菊花賞やジャパンCを制したスタミナは、産駒に王道路線の活躍を想起させる。
一方、そんなエピファネイアの同世代としてクラシックを分け合ったダービー馬キズナは、アベレージタイプ。こちらも昨夏に初年度産駒がデビューし、すでにマルターズディオサ、ディープボンド、ビアンフェ、クリスタルブラックなどが重賞を制覇。G1級の超大物はいないものの、産駒は芝・ダートを問わず、短距離から中長距離と非常に幅広い活躍を見せている。繁殖牝馬の特徴を引き出せるのは、名種牡馬の条件だ。
ただ、社台を始めとしたノーザンファーム・グループが本当に期待しているのは、新種牡馬のドゥラメンテだという。
「今夏に産駒がデビューしたドゥラメンテですが、まだ1頭の重賞馬も出していない状況での(1000万円の)大台突入。本来なら異例の猛プッシュですが、関係者に話を聞くとある程度予測は付いていたようです。
というのも初年度の種付け料が400万円だったドゥラメンテは、その後、400万円→400万円→600万円→700万円と右肩上がりに種付け料が上昇。産駒がまだ1頭もデビューしていないのに倍近くまで高騰していました。
ノーザンファームが、ディープインパクトやキングカメハメハに替わる新エースとして、ドゥラメンテに大きな期待を掛けていることは間違いと言えるでしょう」(別の記者)
実際に、今夏にデビューしたドゥラメンテ産駒は未だ重賞勝ちこそないものの、先週の東京スポーツ杯2歳S(G3)ではタイトルホルダー、ジュンブルースカイが2、3着に好走。
アドマイヤザーゲやドゥラモンドといった期待の良血馬が、あっさりと1勝クラスを突破していることからも、来年のクラシックでの活躍を見越しての価格アップというわけだ。
一方、ドゥラメンテと同期で今夏に産駒がデビューしたモーリスも400万円から800万円に倍増。こちらもノーザンファームの期待は非常に高いという。
ハーツクライやダイワメジャーといった実績組が「ポスト・ディープインパクト」の看板を背負うにはやや高齢だ。2大巨頭の亡き後、再び戦国時代となった生産界だが、ノーザンファームの準備は着々と進んでいるようだ。
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